株式会社スイッチサイエンスは、Linuxが動作するAIカメラモジュール「M5Stack UnitV2 AI カメラ」を、スイッチサイエンスのウェブショップにて近日中に販売を開始すると発表した。
M5Stack UnitV2 AIカメラは、M5StackTechnology Co.,Ltd.(以下、M5Stack)が開発したLinuxで動作するスタンドアローンの高性能AIカメラモジュールである。
SigmaStar SSD202D(ARM Cortex-A7 デュアルコア1.2GHz)をコアに採用、128MB DDR3メモリ、512MB NANDフラッシュ、1080Pカメラ、2.4GHz Wi-FI、冷却ファンを搭載している。
また、M5Stack開発の簡単に使えるAI認識アプリケーション(顔認識、物体追跡、色追跡、形状認識、バーコード認識、その他一般的な機能など)を内蔵しており、ユーザーはオリジナルのAIアプリケーションを素早く構築することができる。USB LANも内蔵しているため、USB-CインターフェースでPCに接続すると自動的にネットワーク接続を確立する。接続型式の自由度が高く、Wi-Fi経由でも接続及びデバックが可能だ。
さらに、認識されたコンテンツはすべてUARTシリアル通信経由で自動的に出力されるので(JSON形式)、呼び出しに便利だ。
加えて、Linuxシステムと各種周辺機器をベースにしており、さまざまな開発ツールと互換性がある。SSHによるアクセスで、ハードウェアリソースを完全に制御でき、M5StackのV-Training(AIモデルトレーニングサービス)でカスタムな認識モデルを簡単に構築できる。ファームウェアの新しいバージョンをアップデートする際は、microSDカードで簡単に実行できる。
これらにより、ホームオートメーションから、物流・倉庫管理まで様々な応用が期待できる。
なお、M5Stack UnitV2 AIカメラの価格は、税込9,592円である。
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