株式会社ミスミグループ本社は、同社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」において、新たに機械部品の図面データ検索AI「meviy Finder(メビーファインダー)」を発表した。
「meviy」はこれまで、機械部品の調達業務において作図作業や見積もりの取得の効率化に加え、納期短縮・コスト低減を提供してきた。
一方で、調達以外の業務においても課題は多く、ミスミが実施した製造業従事者向けのアンケート調査では、「過去図面の検索、共有の効率化」を求める声が挙がっていたのだという。
そこで「meviy Finder」では、図面に記載されている寸法・記号・テキストなどの情報を図面認識AIが自動的に解析・蓄積することで、従来の図面情報の手入力によるデータ登録作業を削減し、効率化を実現する。
さらに、蓄積された情報をキーワードで検索することが可能となり、過去の図面を探す手間を削減する。
加えて、AIが図面データの類似性を判断し、蓄積されたデータから類似図面を検索する機能も搭載した。
なお「meviy Finder」は、2023年6月より提供を開始している「meviy 2D」で培った技術を応用して開発したサービスであり、2024年8月より無償で順次開始予定とのことだ。
今後は、2D図面データに加え、3DCADデータも対象とする予定だ。さらに、「meviy Finder」と「meviy」を連携することで、図面検索から見積もり、発注までをシームレスに行えるサービスを目指すとしている。
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