KDDI、クラウド上の機密情報を国内で安全に管理するサービスを提供開始

KDDI株式会社は、クラウド上の機密情報を国内で安全に管理できる「KDDI暗号鍵管理サービス for Google Cloud」の提供を、2025年7月30日より開始すると発表した。

このサービスは、Google Cloud上のデータの所在地を国内に限定する「Google Cloud Assured Workloads」と、KDDIおよびアイレットによるデータ暗号鍵の代行管理を組み合わせることで、機密情報を国内で安全に管理するというものだ。

顧客のデータ暗号鍵を国内事業者であるKDDIとアイレットが代行管理することで、クラウドサービスプロバイダー(Google Cloud)と管理組織を分離し、顧客側にデータ主権が確保され、保管データの機密保持対策を強化する。

また、KDDIとアイレットが国内の代表的なガイドラインへの適合性の評価および「Google Cloud Assured Workloads」を用いたセキュリティ対策・ポリシー設定の代行及び導入を支援する。これにより、業界規制・コンプライアンス遵守への要件定義・対応に関する負担軽減を支援する。

同サービスの対象は、金融、医療、製造における特許情報、電気・ガスといった重要インフラなど、機密情報を取り扱う規制産業が挙げられている。

なお、KDDIは、ソブリンクラウドをデータ主権、運用主権、技術主権の3つの主権を担保するものとしており、今回のサービスはデータ主権を担保するサービスとして提供するとのことだ。

今後は、運用主権、技術主権の観点からも、ソブリンクラウドのさらなるラインアップ拡充とサービス強化に取り組むとしている。(トップ画参照)

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