株式会社シムトップスは、同社が提供する現場帳票デジタル化システム「i-Reporter」の新オプションとして、エッジAI型の高速OCR機能「i-Repo EdgeOCR」を、2025年11月5日に正式リリースした。
「i-Repo EdgeOCR」は、日本語・英数字・記号・1次元/2次元バーコード、金属刻印文字、金属DataMatrixといった多様な現場情報をiOS/iPadOS端末上で一括読み取り、帳票への自動記録を行うものだ。
エッジAIを採用することにより、従来のクラウドベースOCRでは実現できなかったセキュアかつ、高速な読み取りが可能となっている。
また、シングルスキャン・定型モード、日時判定、照合機能、重複制御、連続読み機能などが搭載されている。
なお、同オプションは、2025年7月30日より実施した先行リリースにおいて、i-Reporterユーザーコミュニティでの実証・フィードバック・成功事例を経て、機能向上とAI精度向上を実施した上で今回の正式リリースに至ったのだという。
先行リリース参加企業からは、「バーコードやQRコード化されていないロット番号などの入力業務を効率化できた」「検索性が向上した」「オフラインで現場で安心してすぐに使える」といった声が挙がっている。
今後は、定型ラベル読み取りの進化が予定されているほか、フィードバックを継続的に収集し、製品改善に反映していくとしている。
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