アクポニ、塩水を用いたアクアポニックス実用化へ向けIoTを活用したバナメイエビの養殖試験を開始

日本において実用化されている、水耕栽培と養殖を掛け合わせた循環型農業「アクアポニックス」は淡水養殖だが、淡水と海水が混合した「汽水」のアクアポニックスが実用化されれば、環境負荷の低い方法でエビを含む国産水産物の大規模な陸上養殖が可能となるのだという。

こうした中、株式会社アクポニは、同社が運営する神奈川県藤沢市のアクアポニックス農園にて、汽水アクアポニックスによるバナメイエビの養殖試験を開始した。

今回の実証実験では、汽水アクアポニックスにより、バナメイエビとスイスチャードやハーブなどの植物を栽培する。

アクポニ、データ測定し塩水を用いたアクアポニックス実用化へ向けバナメイエビの養殖試験を開始
実証実験の様子

その際、アクアポニックスを一元管理するアクポニのサービス「アクポニ栽培アプリ」を利用し、センサでバナメイエビと野菜のデータを収集する。測定項目は、「給餌量」「バナメイエビ、各野菜の収穫量」「気温、湿度、水温、塩濃度、DO(溶存酸素量)」「pH、EC(電気伝導度)、空気中二酸化炭素濃度」などだ。

これにより、農場環境や成育状況が把握できるようになるため、両者の共生効果について調査を行い、バナメイエビ養殖の環境最適化に加えて、汽水アクアポニックスに最適な植物の選定を行うことが可能になるとしている。

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