MODE, Inc.は、同社が提供するIoTプラットフォーム「BizStack」のUI(ユーザーインターフェース)に、エンタープライズ向け対話型生成AI「BizStack AI」を追加した。
MODEでは、2023年3月より、OpenAIの対話型AI「ChatGPT」などの生成AIをIoTへ応用する機能開発を行ってきた。
そうした中、今回、生成AIと、人・物・環境からのデータのクラウド接続・蓄積・活用するIoTプラットフォーム「BizStack」を組み合わせ、自然言語で状況を報告する「BizStack AI」を発表した。
通常の対話型AIは、人間が送った質問に対して自然に答えてくれるという使い方が一般的だ。
それに対し「BizStack AI」では、リアル空間の情報を計測・収集し、蓄積した過去データとリアルタイムデータを常にモニタリングし、人間が知るべき異変などがあった場合に、自動的に会話を始める。
これまでの「BizStack」のUIは、リアル空間で計測した数値やグラフをダッシュボード形式で表示。現場事務所などPCが設置された場面での利用が一般的であった。
「BizStack AI」の追加により、スマホやPCを活用して、自然言語を使ってAIと対話しながら、必要な情報をインタラクティブに取り出すことが可能となる。

これにより、工事現場や点検の見回りなど、PCを使えない環境での現場データ活用の幅が広がる。
なお、2023年6月29日に開催されるスタートアップカンファレンス「IVS 2023 KYOTO」にて、初めての新型UIのプレビューと、この技術を用いたカンファレンス向けのデモが公開される。
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