株式会社レスターは、生成AIを活用した議事録自動生成ツールを開発し、2025年9月より同社のグループ約1,700名を対象に本格運用を開始したことを発表した。
今回開発された議事録自動生成ツールは、生成AIを活用することで音声データから議事録を自動生成するものだ。
開発においては、現場ニーズの高かった資料取込機能を搭載し、議事内容と会議資料を統合した詳細で正確な議事録生成を実現した。
また、SFA(営業支援システム)との連携機能により、顧客対応やデータ分析などの業務の高度化を実現する。
さらに、蓄積された議事録データは組織のナレッジとして活用することも可能だ。

なお、生成AIの基盤には、暗号化技術によるデータ保護とユーザデータを学習に使用しない仕組みを持つアマゾンウェブサービスの「Amazon Bedrock」活用しているとのことだ。
運用を開始した同社のグループでは、議事録作成業務を自動化し、アクションアイテムの確認や共有すべき報告資料の作成時間を短縮することができたとしている。
例えば、約30分を要していた議事録作成業務が5分程度に短縮され、空いた時間を企画立案や市況分析といった業務に活用するなど、業務の質向上も可能となったのだという。
今後は、同ツールのさらなる活用をグループ内で推進するとともに、2025年11月より予定する外部販売に向けた準備を進める計画だ。
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