株式会社テンダは、同社が提供する、現場で扱われる紙帳票業務の自動化を実現する「TRAN-DX(トラン ディーエックス)」の新メニューとして、紙帳票をAI-OCR・RPA・ノーコードDBで自動デジタル化し、クラウド上で活用できる新ソリューションを開発した。
「TRAN-DX」は、紙帳票の情報をRPAが自動入力・処理し、ノーコードDBに集約することで、AIが学習・提案するサービスだ。
今回発表された新たなソリューションは、「TRAN-DX」のサーバと共有されたローカルフォルダを常時モニタリングし、帳票ファイルを検知した瞬間にAI-OCRとRPAが起動するものだ。これにより、AI-OCR読取、項目抽出、ノーコードDBへの登録までを無人で完結する。

① サーバーと共有化したローカルフォルダにファイルを格納
② 共有フォルダを「ファイル監視」アプリにより、ファイルを監視
③ ファイル出現時にファイル監視アプリが起動
RPAがAI-OCR処理後、データ化してノーコードDBに保存
また、テンダのAI-OCRが自動抽出したデータをオペレータが専用画面で二重チェックすることで、出力データの精度を100%で保証する。
登録後は、クラウド画面に帳票ヘッダーをそのまま表示し、担当者はブラウザから検索・集計・レポート作成を行うことができる。
なお、既存の帳票フォーマットを変更する必要はなく、読み取り対象の項目を事前にノーコード側に登録することで、各ラインのルールに合わせた運用が可能だ。

今後テンダは、業界・業種を問わず、紙やExcelに依存する業務を順次デジタル化するほか、点検・記録・報告・申請といった日常業務全体をクラウド上で完結できるよう、「TRAN-DX」を軸にしたソリューション群を継続的に拡充していくとしている。
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