ワンダフルフライ、営業のPDCAを自動化するAI搭載CRM「ProSales ver.1.1」を提供開始

営業現場では、CRMやSFAなどのツール導入が進む一方で、入力作業そのものが目的化し、本来注力すべき商談や顧客対応の時間が圧迫されるという課題が散見される。

また、商談の停滞要因がブラックボックス化し、マネージャーが適切な介入を行えないまま失注に至るケースや、ノウハウが属人化し組織的な底上げが進まないといった問題も根強い。

こうした課題に対し、ワンダフルフライ株式会社は、同社が提供するAI搭載CRM「ProSales」の最新版となる「ver.1.1」の提供を2025年12月16日より開始した。

今回のアップデートでは、営業活動における「振り返り」と「事前準備」のプロセスをAIが代行する新機能を搭載し、営業生産性の向上を支援する。

新たに追加された機能の核となるのは、「営業結果自動分析」と「顧客接触前AI分析リマインダー」だ。

「営業結果自動分析」は、メールやWeb会議、訪問といった日々の営業ログをAIが自動で集計・解析する機能だ。単なる数値管理にとどまらず、活動効率や商談化率、失注要因などを可視化し、担当者ごとの強み・弱みを踏まえた具体的な改善アクションを含む週報・月報を自動生成する。

ワンダフルフライ、営業のPDCAを自動化するAI搭載CRM「ProSales ver.1.1」を提供開始
営業週報の例

これにより、現場のレポート作成時間を削減すると同時に、マネージャーはデータに基づいた客観的なフィードバックが可能となる。

一方、「顧客接触前AI分析リマインダー」は、商談直前の準備をサポートする機能だ。訪問や提案の前に、過去の接触履歴や顧客に関連する最新ニュース、業界トレンドをAIが解析し、その商談で有効なアプローチや想定される懸念事項をレコメンドする。

これにより、経験の浅い営業担当者であっても質の高い事前準備が可能となり、成約率の向上が見込まれる。

ワンダフルフライ、営業のPDCAを自動化するAI搭載CRM「ProSales ver.1.1」を提供開始
接触前AI分析の例

同社は今後、名刺管理システムやマーケティングオートメーション(MA)、会議録音AIなどとの連携を強化し、AIによる分析範囲をさらに拡大させる方針だ。

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