三菱UFJ銀行、生成AIを用いたFinatextの対話型ロールプレイングツールを導入

金融業界において、顧客ニーズの多様化に伴い取り扱う保険商品が複雑化する中、コンプライアンス遵守の高度化や労働人口の減少による育成リソースの不足が大きな経営課題となっている。

こうした中、株式会社三菱UFJ銀行は、行員の営業力の底上げおよび持続可能な育成基盤の構築を目的として、株式会社Finatextが提供する生成AIを活用したロールプレイングツール「Finatext AI 営業アシスト -AIロールプレイング-」を導入したと発表した。

今回導入されたツールは、生成AIによって構築された詳細なペルソナを持つ「仮想の顧客」を相手に、音声によるインタラクティブな商談練習を可能にするサービスだ。

最大の導入理由として、生成AIとの自然でなめらかな会話を通じて現場の状況に即した柔軟な対応が学べる点や、評価基準に基づく客観的な採点機能、的確なフィードバックコメントによる改善示唆が得られる点が評価された。

三菱UFJ銀行、生成AIを用いた対話型ロールプレイングツールを導入
左:ロープレ実施画面 右:ロープレ評価結果

マニュアルの丸暗記に頼るのではなく、顧客の反応に応じた対話力を養うことで、行員は効率的に実践的な営業スキルを習得できる。

また、同ツールは各社の育成課題に合わせて、顧客ペルソナや取扱商品、採点ロジックを柔軟にカスタマイズできる点も特徴である。

Finatextの知見を活かしたプリセットシナリオを活用することで、トップ営業のノウハウや組織として定着させたい成功パターンを組織全体に標準化させることが可能となる。

システムは、高度なサイバーレジリエンス体制とガバナンスを備えた金融機関水準のクラウドインフラ上で稼働するため、厳格なセキュリティ要件が求められる環境でも安心して運用できるとのことだ。

三菱UFJ銀行は、同ツールをまずはトライアル運用から開始し、効果の検証を進めていくとしている。

将来的には、保険販売を担うすべての行員への幅広い展開を視野に入れているほか、保険商品にとどまらず、他の金融商品のロールプレイングにも応用範囲を広げていく方針だ。

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