三菱商事ロジスティクス株式会社は、営業活動の一元管理および3つの事業(カンパニー)間でのクロスセル推進に向け、営業支援プラットフォーム「Mazrica」シリーズを一括導入し、データに基づく営業組織の構築を開始した。
同社は「次世代事業創造」「グローバルSCM」「モビリティ」の3領域を軸に、国際輸送や倉庫運営、物流コンサルティングなどを幅広く手掛けている。
従来は3つのカンパニーごとに営業活動が行われており、情報共有の仕組みは存在したものの、全社的な案件状況の把握やカンパニーをまたぐ複合提案(クロスセル)の推進が難しい構造が存在していた。
また、担当者の個人的な人脈や経験に依存した営業スタイルからの脱却と、標準化された提案プロセスの確立が全社課題となっていた。
こうした中、同社は主軸となるSFAおよびCRM機能の「Mazrica Sales」と「Mazrica Marketing」に加え、AI企業データベース「Mazrica Target」およびAIエージェント「Mazrica Engage」を一括導入した形だ。
「Mazrica Target」は、独自の企業データベースの情報を参照し、自社サービスと組み合わせた提案のたたき台をAIで作成するものだ。

同社では現在、顧客情報の管理や守秘義務に関する運用ルールを徹底した上で、担当外の事業領域を含めた全社サービスを掛け合わせた提案資料の作成や、AIによるクロスセル候補の抽出、取引先の最新ニュースの確認などを進めているとのことだ。
また、同社の7つのLPへの「Mazrica Engage」導入も決定した。これにより、チャットボットを通じた問い合わせや資料請求に進めるようにするとともに、チャットでのやり取りから新たな潜在ニーズを把握することを期待しているとのことだ。
今後は、「Mazrica」に蓄積される営業データに加え、会計システムや業務オペレーションのデータを統合したデータ活用基盤を構築し、BIツールやAIを活用してデータを多角的に分析できる環境を中長期的に整備していく計画だ。

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