見て、聞いて、触って、楽しむことのできる体験型展示会 ー”GUGEN2015”展示作品レポート

12月19日 秋葉原コンベンションセンターで開催された「見て、きいて、触って、楽しむことのできる体験型展示会」”GUGEN2015”では応募された112作品の中で選ばれた50作品が展示された。

その中で興味を引いた作品をいくつか紹介する。

 

筋電インタフェース「テンプラー」 by naranavi

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このデバイスは、こめかみ付近の側頭筋の筋電位を計測して機器を操作することができるデバイスだ。手足が不自由な方でも咀嚼ができればこのデバイスを通じて様々なモノをコントロールできるとのことだ。

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実際、装着をして体験をさせてもらうと、口をとじたまま左右の奥歯で物をかむような動作をすると、かむ強さに応じてTempler ControllerのLとRのゲージが上下した。

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この技術を使うと、筋肉がわずかに動く部位であれば電気が発生するため、頭部のこめかみに限らず全身のどこでも装着することができるという。

 

プログラミング脳を養うツール「PETS」 by TheDesignium

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この「PETS」というデバイスの下部には車輪がついていて、上部の穴に順番に設置した「前に進む」「右に回転する」「左に回転する」「後ろに進む」「ループ」といったブロックがあり、はめ込むことでその種類に合わせて「PETS」が動いていく。

「PETS」の下にカード式のコースをつくり、どういう順序で動いていけばゴールができるかをゲームのように考えることで、楽しくプログラミング脳を鍛えられるという。

さらに、「PETS」の底面にはカラーセンサーがついており、例えばコースの色で赤を判断すると一番最初のブロックに戻ったり、より複雑なコースを楽しむことができるという。

PETS Demo

 

簡易モーション入力装置「なりきり」 by NOBU

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この小型のウェアラブルセンサを手足につけて、格闘ゲームのキャラクターの攻撃の動きをまねすると、実際の必殺技などを出すことができるというデモンストレーションを行っていた。

このデバイスには加速度センサや角速度センサが組み込まれ、測定結果をスマートフォンにリアルタイムに送っている。スマートフォンではそのデータからモーションを判別して出力デバイスに命令を送ることができるという。

モーションの認識には機械学習もおこなっており多様な動きの認識を可能にしているとのことだ。

 

円と人との関係性を考える「fici」 by Mugen

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ひと際洗練されたデバイスが展示されていた。円と人との関係性を考える新しいデバイスということで、想像力次第で様々な用途、道具に変えることができるという。

この円状のデバイスには赤外線センサーがメッシュ状に張られており、円の中のどこを物体が通過したかをアプリに送信することができる。

このシンプルなセンシング機能を活用して、ダーツゲームをしたり、エクササイズや腕立て伏せのカウントや、電子楽器など幅広い利用用途があり、アイデア次第で無限に広がるという。

またアプリはオープンソースで公開することで、だれでも新しいアイデアで「fuci」を楽しく便利に利用をすることができるとのことだ。

 

簡単に演奏ができる電子笛「MagicFlute」 by hasebems

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MagicFluteは、左右合わせて6本の指だけで3オクターブもの演奏ができる電子笛だ。リコーダーでむつかしい小指は使わないため比較的簡単に演奏を習熟できるとのことだ。

空気を吹き込む部分には気圧センサが入っており、吹き込む強さで音量を調節したり、笛のかたむきでビブラートをかけたりすることができる。

専用のアプリも開発しており自由に移調、チューニング、音色の変更も可能だという。

 

食材管理のためのクリップ型デバイス 「Patchin  」 by otomura

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食材などの袋に挟むだけで自動的にタイマーが起動し、しばらく使っていない食材をLEDとブザーでお知らせをしてくれたり、スマートフォンとBluetoothで接続しアプリを通じて一覧で確認したり、スマホからブザーを鳴らすことができる。

今後、レシピサイト連携や、食材管理以外(衣類の管理)へも使えるクリップ型デバイスへの進化も計画中とのことだ。

 

「プロジェクションカード~心霊写真」  by enpon

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プロジェクションカードゲーム「心霊写真」は単なるカードゲームではなく、スマホを組み合わせることによりゲーム性を深め、さらに映像や音を組み合わせてよりゲームを楽しませる演出をすることが可能だ。

カードをスマートフォンを設置した置台に置くと、スマートフォンのカメラがカードの識別コードを読み取り、お化けがプロジェクションを通してカードに映し出されたり音でる。会場ではその演出に子供が楽しそうに声を上げていた。

 

「咀嚼タン」 by takayuki

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咀嚼タンは、ガムを多くかむとかんだ回数に応じて戦車が進むというゲームができるという。展示では咀嚼をセンシングしその動きをモニターでリアルタイムに再現するデモを行っていた。

咀嚼は成長期の子供の歯列不正を防いだり、脳の活性化に良いという。このデバイスを使って楽しく咀嚼回数を増やしてほしいという。

 

アイデア支援ツール「JAMES」 by gell

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JAMESは、アイデアのタネ集めからアイデア出しまでの過程をシームレスにサポートする6面LCD搭載のサイコロ型のデバイスだ。

日々の関心ごとや疑問や発見などを、予め自分で設定した6つのカテゴリごとに、言葉や写真でスマートフォンアプリに登録し、Bluetooth経由でJAMES本体に送信する。

JAMESをころがすと1カテゴリからランダムに1つのタネが1画面上に表示され、これら6画面に表示されたタネを組み合わせて、アイデアのヒントにするという。

フィッシュ 愛-eye- by bigbamboo

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フィッシュ 愛は、水槽の中にカメラ付きの潜水装置を入れ、スマートフォンで水中を操作して動かしたり餌やりや、水槽内を魚と同じ目線でスマートフォンの画面で見ることができるとのことで現在はまだ開発中とのことだ。

 

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