KDDIと楽天、決済、物流、通信分野における事業提携

KDDI株式会社 、沖縄セルラー電話株式会社と楽天株式会社は、11月1日、決済、物流、通信ネットワーク分野において、両社の保有するさまざまなアセットを相互利用し、それぞれの事業領域におけるサービス競争力を一層強化することで、両社の顧客の利便性向上を推進していくことに合意した。

KDDIグループは、通信サービスを中心に、コマース・金融・エネルギー・エンターテインメント・教育などのライフデザインサービスを連携し、「通信とライフデザインの融合」による、新たな顧客体験価値の創出を目指している。

特に生命保険・損害保険・住宅ローン・決済といった金融サービス、総合ショッピングモール「Wowma! (ワウマ)」を通じたEコマースサービス等に5G・IoT・AI等の最新技術を組み合わせ、顧客の生活をもっと豊かで便利にするサービスの開発を推進し、「au経済圏の最大化」に向けた取り組みを加速している。

楽天グループは、コマース・金融・通信・コンテンツなどライフシーンを幅広くカバーするさまざまなサービスを、共通の楽天IDで簡単にお得に利用できる「楽天エコシステム (経済圏)」を構築してきた。昨今、オンラインとオフラインの垣根がなくなりつつあり、人々のライフスタイルやニーズも多様化する中、エコシステムを形成するサービスも、より時代に即した最適なものへと進化させているとのこと。

今回両社は、決済、物流、通信ネットワーク分野において、以下内容の提携・協業を進める計画。

  1. 決済サービス分野における提携
  2. 楽天はクレジットカードや電子マネーをはじめ、さまざまな決済手段を提供している。QRコード決済サービス分野でも、「楽天ペイ (アプリ決済)」において対応している。

    一方、KDDIも、発行枚数2,420万枚の「au WALLET」や「auかんたん決済」などのサービスを通じて決済領域の強化を進めており、2019年4月よりバーコードやQRコードを使った新たなスマホ決済サービス「au PAY」を開始する。

    楽天は今後、「楽天ペイ (アプリ決済)」をはじめとした決済プラットフォームや加盟店網をKDDIへ提供する。これにより、KDDIは、楽天グループが直接契約している全国約120万箇所の加盟店等を活かしたスマホ決済サービス「au PAY」を2019年4月より順次開始する。両社は、各種決済サービスの相互利用を促進し、「キャッシュレス社会の実現」と顧客の利便性向上を進めていくという。

  3. 物流サービス分野における提携
  4. 国内物流業界において不在再配達の増加や人手不足などが社会問題化し、EC店舗が安定的に店舗運営を行うことが困難になっている。こうした背景から、楽天は、「楽天市場」において商品注文から届けるまでの仕組みを一気通貫で管理する包括的な物流サービス「ワンデリバリー」構想を掲げ、「楽天スーパーロジスティクス」や「Rakuten EXPRESS」をはじめとするさまざまな施策に取り組んでいる。

    楽天は、KDDIが運営する総合ショッピングモール「Wowma! (ワウマ)」に対して、楽天の物流サービスを2019年4月より順次提供する。両社は、楽天が推進する「ワンデリバリー」構想を共に進めていくことで、物流業界における社会課題に対して、効率的な物流・配送サービスを実現する。

  5. 通信ネットワーク分野におけるローミング協定の締結
  6. KDDIは、今後のサービス競争の促進に寄与することを目的に、楽天が2019年10月より開始予定の第4世代移動通信サービス (LTE通信サービス) に対して、通信ネットワークを提供するローミング協定を締結した。これにより、楽天は、サービス開始当初より日本全国でLTE通信サービスの提供が可能となる。

    本協定は、提供期間を2026年3月末までと定め、その期間内に楽天は自前での全国ネットワーク建設を着実に進め、完成した地域から順次、自前ネットワークへ切り替えを行っていくという。

    【ローミング予定エリア】

    東京23区、大阪市、名古屋市を除く、全国エリア

【関連リンク】
ケイディーディーアイ(KDDI)
楽天(Rakuten)

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