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トヨタ自動車、光センサーによるリアルタイム土壌センシング技術を活用した土壌診断・改良提案サービスの事業実証を開始

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、持続可能な社会の実現に向けて、自動車事業で培った生産管理手法や工程改善ノウハウを、従事者の高齢化や自給率低下等の課題を抱えている農業分野に活用する取り組みを進めている。具体的には、2014年以降、「トヨタ生産方式」を応用したIoTソリューションサービス「豊作計画」を通じ、農業作業の効率化等に取り組んできた。

また、データに基づいた栽培管理を行うスマート農業技術に着目し、2017年8月から東京農工大学・澁澤栄教授と共同で「リアルタイム土壌センシング」技術に関する研究・開発に着手し、2018年11月にかけて、愛知県新城市の水田で同技術の有効性を検証してきた。

このほど、トヨタは、農地における土壌成分の調査において、土壌に含まれる成分をリアルタイムに見える化し、そのデータを活用した土壌診断と改良提案を行う支援サービスの事業実証を本日3月26日から開始する。

土壌成分の見える化は、「リアルタイム土壌センシング」技術が軸となっている。地中10~15cmに差し込んだセンサーをトラクターで牽引し、畑内を移動して約30項目の土壌成分を推定。リアルタイムで計測した分光データとGPSシステムによる位置情報を用いて、迅速に畑内の土壌成分の偏りをマップ化する。これにより、ムダ無く堆肥等の土壌改良剤を投入して的確な土づくりを行うことで、作物の生産性向上や環境負荷低減への貢献を目指す。

同事業実証は、機械・肥料等の農業資材についてのノウハウや農業者とのネットワークを持つ東海物産株式会社の協力を得て、三重県内の稲作農家の水田で実証を進める。検証期間は2019年12月まで予定されている。

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