村田製作所、CAT.M1/NB-IoT対応LPWAモジュールを開発

ネットワークインフラの普及によりIoTが進展し、さまざまなモノとモノがつながるようになっている。たとえば、橋梁や高架道、トンネルなどの老朽化するインフラの維持管理、スマートメーター(電気、ガス、水道の遠隔検針)など、機器の小型化や長期間安定的に遠隔モニタリングするニーズが高まっている。

株式会社村田製作所は、LPWAモジュール「Type 1WG」「Type 1SS」の2製品を開発した。同製品は小型部品製造の際の基板設計、実装技術などの微細加工ノウハウを活用し、小型かつ省電力なLPWAモジュールとして開発された。

同製品の特長・仕様は以下の通りである。

  • 小型のモジュール
    「Type 1WG」は12.2mm×12.0mm×1.6mm(長さ×幅×高さ)、「Type 1SS」は10.6mm×13.2mm×1.8mmの製品サイズにより、一般的な小型モジュールに対して底面積で50%の小型化を実現した。電子回路における実装面積の大幅な削減を可能とし、高密度回路設計に貢献する。
  • 低消費電力
    Altair Semiconductor社、Mediatek社のモデムチップを採用したことにより低消費電力を実現し、eDRX(extended Discontinuous Reception)/PSM(Power Saving Mode)という技術を用いることにより、待受時の電波受信頻度を下げ、PSMでは限られた時間帯にのみ電波受信を行うことで消費電力を削減している。待機モードでは3.5μA以下という低消費電流を実現しており、電池1個で10年から15年での動作が可能だという。
  • 同製品の仕様
    製品名:Type 1WG / Type 1SS
    型番:LBAD0XX1WG / LBAD0YW1SS
    対応規格:CAT.M1、NB-IoT / NB-IoT
    モデムチップ:Altair Semiconductor社製 LT1250 / Mediatek社製 MT2625

同製品は国内・海外の主要キャリアでの認証取得に取り組んでおり、欧州および国内では一部キャリアでの認証を取得しており2019年秋頃量産向けサンプル出荷開始を計画している。

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