エコモットとパナソニック、積雪寒冷地に対応したマンホール内水位の遠方監視技術に向け共同調査研究を実施

近年、豪雨や台風による雨水の流入や土砂災害、沿岸部での高潮等によって、想定を大きく超えた浸水被害が多発しており、これに対応する水防法や下水道法の改正が相次いで行われた。

マンホールや管きょ(※)内水位の遠隔監視は、都市浸水対策として既存下水道などのストック設備を活用する水防法の考え方に従って、水位情報を収集する際の技術としてその有用性を認められている。水防法の改正によって、こうした下水道水位計測への需要は今後さらに高まることが予想され、各地域でも技術開発が進んでいる。

しかし、札幌市は積雪や気温低下による凍結など、冬期の低温環境が機器に影響を及ぼす可能性が高く、別の地域で開発した技術をそのまま流用することは困難な状況にある。

エコモット株式会社は、札幌市が募集した「マンホール内水位の遠方監視技術に関する研究」に対して、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社の北海道社と共同で提案を行い、積雪寒冷地においてもマンホール内の水位を連続的に監視可能な遠方監視技術について共同で調査・研究を行う。

同プロジェクトは、積雪寒冷地の特殊な環境にも適応可能なマンホール内水位の遠方監視技術について、共同で調査・研究することを目的としている。両社は、札幌市が募集した民間の調査研究パートナーとして、低温環境下におけるバッテリー電圧の低下や、降雪・積雪による電波減衰に伴う通信性能の低下といった地域固有の課題解決に向け、共同で調査・研究を行っていく。

今回調査・研究を行う積雪寒冷地対応の下水道水位計測は、過酷な低温環境下での安定稼働や堅牢性が求められており、その実現に向けた取り組みで得られる知見は、別分野の都市防災システムの開発においても有用であるものと期待されている。

※ 主に給排水を目的として造られる水路のうち、小規模な溝状のものの総称

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