富士通とドーム、スポーツビジネスのデジタライゼーションに向けて協業

富士通株式会社と米国アンダーアーマー社の日本総合代理店である株式会社ドームは、スポーツのデジタルビジネス分野における協業に合意した。同協業では、共同で観戦者向けサービスと競技者向けサービスの実証・開発を行う。

まず、ドームの傘下である株式会社いわきスポーツクラブの運営するサッカーチーム「いわきFC」(東北社会人サッカーリーグ1部所属)のファンエンゲージメント強化と地域連携モデルの確立を目指し、富士通のスポーツ向けDMP(※)を活用した観戦者向けサービスの実証を行う。

その第一弾として、いわきFCのファン数増大に向け、DMPを活用したスマートフォンアプリケーションを開発し、2019年の興行試合において、電子チケットの購入やチケットレス入場、eオーダーによる飲食注文などのサービス実証を行う。そして、スタジアム周辺地域の飲食店クーポン配信などの機能を順次追加し、観戦者に対し、来場前から来場後まで多彩なサービスを提供することで、いわきFCのファンエンゲージメント強化を目指す。

また、同サービスの提供によって蓄積した来場・購入・行動履歴などのデータを活用し、いわきFCのマーケティング活動を支援することで、スポーツを核とした地域連携ビジネスモデルの確立をサポートする。同サービスは2020年度には本格運用を開始する予定である。

次に、富士通のスポーツ向けDMPを活用した競技者向けサービスを共同開発する。その第一弾として、育成年代のアスリートを対象にDMPを活用して個人の成長記録をストックし、その記録に合わせてドームがトレーニングメニューを考案するサービスを2019年度内に開発・実証する。これにより、ICTによるアスリートのトレーニングのクオリティ向上を目指す。同サービスは2020年度以降に導入する予定である。

※ Data Management Platformの略。様々な情報データを管理するためのプラットフォーム。

プレスリリース提供:富士通

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