NTTデータ、四国アライアンスと共同でビジネスマッチング事業におけるAI活用実証実験を開始

株式会社阿波銀行、株式会社百十四銀行、株式会社伊予銀行、株式会社四国銀行の包括的提携である四国アライアンスでは、4銀行の顧客同士のニーズを結び付けるビジネスマッチング事業を進めている。ビジネスマッチング事業は、多様な顧客ニーズを相互に結び付けて商談機会につなげることで、地域内外のビジネス交流に貢献することを目的としている。しかしマッチングの選定作業において、担当者の経験やスキルが必要となり、人的負担が発生していた。

そこで、株式会社NTTデータは四国アライアンスと共同で、ビジネスマッチング事業におけるAI活用実証実験を開始した。今回、4銀行が担当する各顧客の企業情報および経営課題に沿った要望をデータベースに集約し、AIを活用し効率的に結び付けるための基盤を構築した。

同実証実験では、まず、4銀行の担当者がAIにより自動選定されたマッチング候補一覧を確認し、顧客企業に紹介可能と判断された候補件数やランキング順位からAI精度を評価する。次にAI精度が高いと評価された事例に基づき、顧客ニーズや企業情報のデータ登録内容や記載粒度等の分析を行う。そして、顧客の要望に基づく最適なマッチング候補となる企業の選定、商談の状況・結果の管理を行う。

今回使用する顧客ニーズは約2800件(4銀行合計)で、マッチング候補企業数は約40,000社(1銀行あたり約10,000社)である。また、顧客ニーズに基づく最適なマッチング候補の選定精度を、以下の3つの観点で検証する。そして顧客ニーズに含まれる「用語」や「文」をAIが解析し、マッチング候補を最適順にランキングする。

  1. 「顧客ニーズ(買いたい)×顧客ニーズ(売りたい)」のマッチング
  2. 「顧客ニーズ×自行の企業情報」のマッチング
  3. 「顧客ニーズ×四国アライアンスで共有している企業情報」のマッチング

これにより、マッチング候補の企業選定に係る稼働軽減やマッチング品質の向上とともに、地方創生につながるビジネス交流の活性化を図る。

今後NTTデータは、8月末まで実証実験を行った後、結果をもとにサービスのさらなる改善を行い、2019年度下期中を目標に広域連携に対応したビジネスマッチングAI支援サービスの実運用を目指す。

Previous

日立、VR技術を活用した昇降機事業エンジニア教育システムを本格導入

東芝デジタルソリューションズのスケールアウト型分散データベース「GridDB」と日立のデータ統合・分析基盤「Pentaho」、動作検証を実施

Next