大津市、MaaSによる比叡山への交通ルート一本化構想 ―スマート・モビリティ・チャレンジ・シンポジウム・レポート1

観光サービスの充実を目指すMaaS

越直美市長は大津市におけるMaaSの今後についても語った。

大津市、市内バスの自動運転と比叡山へのケーブルカーをつなぐMaaSに取り組む―スマートモビリティチャレンジシンポジウムレポート1
大津市は他自治体への拡大を目指す

まず目指すのは、ホテル・飲食店といった比叡山・琵琶湖周辺の観光施設との連携だという。これについてはアプリに対象店舗で使用できるデジタルクーポンを配信することを考えているとのこと。

交通の利便性だけでなく、観光地としての経済振興にもMaaSの取り組みをつなげようという狙いがあるようだ。

また、今回の取り組みを他自治体にも働きかけ、拡大させていく方針だという。特に比叡山をまたぐ京都市については、同じ観光都市としてMaaSでも連携を深めていきたいと、越直美氏は意気込みを語った。

経産省の資料によれば大津市のMaaS実証実験は2019年11月1日~11月30日を予定しているとのこと。大津市のチャレンジを推進する協議会には琵琶湖ホテルや平和堂(滋賀県を中心にスーパーマーケットなど小売業を展開する会社)などが名前を連ねており、これら地元の観光産業・小売業が連携しながらMaaSの構想を進めていく模様だ。

最後に「2020年には中心市街地から比叡山へのMaaSおよび自動運転を実用化したい」と今後の目標を語り、越市長は発表を締めくくった。

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