大津市、MaaSによる比叡山への交通ルート一本化構想 ―スマート・モビリティ・チャレンジ・シンポジウム・レポート1

観光地における複数交通手段の一本化

大津市の交通問題の2つ目は海外からの観光客への対応である。

大津市はここ4年で外国人の宿泊客が4倍に増えているという。しかし市街地の交通機関の便が悪く、琵琶湖や比叡山などの観光地へ行く際にも、電車・バス・ケーブルカーなど複数の交通機関を乗り継がなければならないなど、海外からの観光客にとって分かりづらい状態である、と越市長は述べた。

大津市、市内バスの自動運転と比叡山へのケーブルカーをつなぐMaaSに取り組む―スマートモビリティチャレンジシンポジウムレポート1
大津市におけるMaaS取り組みのエリア

そこで今回のチャレンジでは、スマートフォンのアプリを利用した交通ルートの一本化が構想されているという。

具体的には市内のバス、電車、比叡山へのケーブルカーの運行情報をアプリで連動させて、運行状況を一括で確認できるようにし、料金についてもバスからケーブルカーまでアプリ上で一括購入できるようにして、比叡山までの道のりを定額パッケージ化する、という案が出されているとのこと。

この一本化構想により、海外の観光客でも複雑な交通ルートを理解し、かつ料金の支払いもスマートになる、と越直美市長は話す。

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