矢崎エナジーシステム、タクシーメーターを活用したクラウドサービス「TAXI-Cloud」を発売

現在タクシー市場では、労働環境やコンプライアンスへの対応を支援する機能の追加が求められている。また、事前確定運賃を始めとした新しい運賃制度の実証実験や、配車アプリ等のIT技術を活用した新しいサービスの導入など、変化し続けるニーズに対応するタクシーシステムへの期待が高まっている。

今回矢崎エナジーシステム株式会社は、タクシーメーターを活用したクラウドサービス「TAXI-Cloud」を発売した。TAXI-Cloudは、従来の安全運転管理機能に加え、走行時間、休憩時間等の労務状況や売上がリアルタイムで確認することができる。また、運賃改定等にも遠隔操作で対応可能である。主な特長は以下の通り。

  1. リアルタイムサービス
  2. 乗務員の現在地、車両のステータス(実車・空車・休憩等)をリアルタイムで把握できるため、営業区域の監視や走行ルートを指示する際に活用できる。また、乗務員の売上をリアルタイムで把握できるため、帰社前に売上目標を指示する際に活用できるほか、売上を平準化するための指標にもなる。さらに、乗務員の労務状況をリアルタイムで可視化し、労働基準法違反を未然に防ぐツールとして活用できる。

  3. クラウド日報
  4. 入庫後、日報が自動出力されるため、カード運用時の日報印刷の待ち時間が削減できる。また、運行データはクラウド上に保管するため、仮に運用PCが故障しても早期に復旧できる。

  5. カードレス
  6. 運行データは通信によってクラウド上に記録するため、乗務員カードが不要となる。これにより、乗務員カードの個別管理、運用上のカードトラブル等、煩雑な業務負担を軽減する。

  7. 通信による電子封印
  8. 遠隔操作で任意の時間に運賃改定が可能となる。また、定額の標準サービスに含まれるため何度でも利用できる。

TAXI-Cloudを導入することで、今までのタクシーシステムでは予防できなかった長時間労働や売上計画の未達などの課題解決が容易となる。矢崎エナジーシステムはTAXI-Cloudの初年度10,000台の販売を目指す。なお、TAXI-Cloudの構成商品と販売価格は以下の通り。

  • LTE 通信モジュール:50,000円
  • LTE 電源ハーネス:1,000円
  • LTE アンテナ:5,200円
  • USB 通信ケーブル:2,700円
  • サービス費及び通信費:1,980円/台(月額)

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