KDDIグループとセコム、AI・ドローン・ロボット・5Gを活用したスタジアム警備の実証実験を実施

国際的なスポーツ大会や会議など大規模なイベントでは、不測の事態に対する警備が非常に重要であり、より厳重なセキュリティ対策が求められる。そのため、死角を減らしながら広域を監視できる警備システムや、高精細なカメラ映像を用いたリアルタイムな監視体制の構築など、異常の早期発見を可能とする警備に期待が高まっている。

このような中、KDDI株式会社とセコム株式会社は、2017年2月から第5世代移動通信システム「5G」(以下、5G)の技術実証で提携し、多様な実証実験を通じて、5Gを活用した高度なセキュリティ技術の実現を目指している。

今回、KDDIと株式会社KDDI総合研究所、セコムは、東大阪市の協力のもと、東大阪市花園ラグビー場(以下、花園ラグビー場)で、5Gを活用した、AI・スマートドローン・ロボット・警備員が装備したカメラによる、スタジアム周辺の警備の実証実験を行った。

同実証実験では、KDDIの通信ネットワークを利用することでより長距離で安全な運用を可能としたドローンである「スマートドローン」、セコムの自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」、および警備員に装備した各カメラからの4K映像を、5Gを経由してセコムの移動式モニタリング拠点「オンサイトセンター」へ伝送しモニタリングを実施した。

KDDIグループとセコム、AI・ドローン・ロボット・5Gを活用したスタジアム警備の実証実験を実施

これにより、広範囲なエリアを高精細な映像で確認でき、不審者の認識から捕捉など一連の警備対応が可能となることを実証した。さらに、「オンサイトセンター」では、受信した4K映像を、AIを活用した人物の行動認識機能で解析し、異常を自動認識して管制員に通知することで、対象警備エリアにおける異常の早期発見と、緊急対処が可能になることを実証した。

KDDI総合研究所が独自に研究開発した行動認識技術を活用することで、「オンサイトセンター」で受信した4K映像に映る人物を検出するとともに、検出した人物の18カ所の骨格点を深層学習により抽出し、骨格の動きから人物の詳細な動きを認識する。これにより、不審者の発見や、体調が悪く倒れてしまった人、暴動が発生していることなど、AIがリアルタイムに異常を認識することができる。

5Gスタジアム警備の実証実験

なお、同実証実験で実施した内容の一部は、今後実施されるイベントの警備での活用が予定されている。

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