株式会社横浜DeNAベイスターズとKDDI株式会社は、5GやIoTを活用した「スマートスタジアム」の構築に向けてパートナーシップ契約を締結した。これにより両社は2020年春以降、スマホ決済サービスなどスタジアムにおける来場者の利便性向上をはじめ、5GとXRや自由視点を組み合わせた映像テクノロジーを活用し、利用者が好きな視点でリプレイ視聴ができる野球観戦の提供を目指す。
また、試合開始前後に、野球が好きな人や野球を観戦したことがない人も気軽に横浜スタジアムで楽しめるような、横浜スタジアムのエンターテインメント化を共同で検討していく。現地体験の向上とファンの拡大を目指し、野球のシーズンオフ期間においても、横浜スタジアムが地域のランドマークとなるような取り組みを推進していく。
さらに、KDDIは内閣府が実施する、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (以下 NEDO) が管理法人を務める内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(以下、SIP)の「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術におけるアーキテクチャ構築及び実証研究」に採択された。SIPの実証研究の一環として以下の3つの取り組みを実施する。
- ARスタンプラリー
- デジタルサイネージ
- au PAY
AR技術を活用した来場者が楽しめる回遊施策「ARスタンプラリー」を実施する。横浜スタジアム内のスポットに設置したARスタンプマーカーを、KDDIが企画開発したARコンテンツの作成・再生が楽しめるアプリ「SATCH」を利用して読み取るとスタンプが溜まる。全てのスポットへの訪問をコンプリートした人の中から、抽選でサインボールがプレゼントされる。
横浜スタジアム内にデジタルサイネージを新設し、スタジアム内のグルメ情報やスタジアム周辺の飲食店や横浜DeNAベイスターズグッズショップのお得な情報を配信する。来場者はその日のお得な情報をリアルタイムで知ることができ、横浜スタジアムやその周辺エリアでの飲食や買い物ができる。
横浜スタジアム内に加えて、スタジアム周辺店舗も同時にQRコード決済の導入を進めることで横浜エリアに来街した利用者に買い物体験を提供する。今シーズンの横浜スタジアムの立ち売り販売員・場内店舗においては、QRコード決済「au PAY」に加え、各種電子マネー、各種クレジットカードが利用できる。
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