ルネサス、スレーブ機器開発を短期化する「RX72M産業ネットワークソリューション」の提供開始

産業ネットワークに対応する機器開発では、国や地域よって普及している産業ネットワークプロトコルが異なるため、製品をグローバル展開する場合、ユーザは複数のプロトコルに取り組む必要がある。

ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下、ルネサス)は、産業イーサネット通信に対応する32ビットマイコン「RX72M」を使用して、産業用スレーブ機器を早期に開発できるように「RX72M産業ネットワークソリューション」の提供を開始した。

同ソリューションは、普及率の高い主要なプロトコルを含むため、ユーザーはすぐに産業ネットワーク通信の評価を開始できる。これにより、ユーザーは自身のアプリケーションの開発に集中できるだけでなく、製品のグローバル展開においても競争力を得ることができる。今回ルネサスが提供するのはサンプルソフトウェアだが、量産品用のプロトコル販売とサポートが可能なパートナと連携して、開発から量産への移行も支援する。

また、今回提供するソフトウェアは、産業イーサネットのEtherCAT、PROFINET RT、EtherNet/IP、Modbus TCP、OPC UAと、フィールドバス通信のPROFIBUS DP、Modbus RTU/ASCII、CAN open、DeviceNetである。

ユーザーは、これらソフトウェアをベースに、小型産業用ロボットのモータ制御部、小型PLC(Programable Logic Controller)、リモートI/Oなどのスレーブ機器開発を早期的に進めることができる。特に、産業イーサネットのEtherCAT、PROFINET RT、EtherNet/IPの三大プロトコルについては、コンフォーマンステスト(仕様適合試験)を実施済みであり、開発、評価、検証の過程を通して、最大で半年間、開発期間を短縮することが可能だ。

今後、日本のユーザーへの販売、サポートは2019年12月末までに開始し、日本以外のユーザへの販売、サポートは2020年10月までに開始する予定である。

なお、同ソリューションの提供物は以下のとおり。

  • ハードウェア
  • ・RX72M搭載評価ボード

  • ソフトウェア
  • ・RX72M対応ドライバ
    ・OS(μITRON)、ミドルウェア(TCP/IP)のサンプルプログラム
    ・産業ネットワーク(産業イーサネット、フィールドバス)プロトコルのサンプルプログラム

  • その他
  • ・統合開発環境「CS+」「e2 studio」に対応
    ・アプリケーションノート
    ・パートナー企業によるOS、ミドルウェア、産業ネットワークプロトコルの販売、サポート

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