電通と電通デジタル、自動車販売店での試乗を自動化・効率化するAI試乗ソリューションを提供開始

株式会社電通と株式会社電通デジタルは、AIの活用を社内外で推進する統括プロジェクト「AI MIRAI」の活動の一環として、自動車販売店での試乗を自動化・効率化するAI試乗ソリューションを開発し、提供を開始した。これに伴い、ネッツトヨタ北九州株式会社、トヨタカローラ熊本株式会社、トヨタカローラ鹿児島株式会社へのソリューション提供を行い、9月21日以降順次、店舗に来訪する顧客向けにサービスを開始する。

同サービスは、電通と電通デジタルが株式会社ナビタイムジャパンと共同でアプリケーションを開発し、音声合成には株式会社エーアイのAITalkを使用している。トヨタ自動車株式会社、ネッツトヨタ北九州株式会社の協力により2019年3月に実証実験を行い、良好な効果が得られたことを受け、実運用が可能なシステムとしてAI試乗ソリューションを開発した。

AI試乗ソリューションは、日本語AIの自然対話サービス「Kiku-Hana」とカーナビアプリを組み合わせた独自システムである。これまで営業スタッフが顧客と同乗して行っていた試乗ルート案内や車のセールスポイント紹介などの試乗中の会話を、車載スマホに入ったAIが代わりに行うことで、顧客だけで試乗ができるようになった。その他の特長は以下の通り。

  1. 顧客の試乗に対する心理的ハードルの軽減
  2. 営業スタッフが同乗する代わりにキャラクターが案内するため、顧客は気楽に試乗を体験できる。試乗車の走行ルートや事前アンケートの内容に基づく顧客の趣味嗜好に合わせて、AIが試乗中の顧客とのコミュニケーションを実現する。

  3. 試乗と査定の同時進行による業務効率化
  4. 営業スタッフが試乗の間に査定など他の業務を行えるようになるため、営業業務の効率化が図られる。

  5. AIと顧客の試乗に関するやりとりだけをテキストデータ化し、その後の接客に活用
  6. 試乗に関するAIからの質問に対する顧客の回答、および顧客からの質問のみをデータ化し、営業スタッフがその後の商談等で活用できる。

両社は今後、試乗中の会話だけでなく、試乗予約を含めた一連のプロセスを自動化したり、会話データの自動分析に基づいて、営業スタッフに利用者ごとに最適化されたセールスシナリオを提供したりすることで、営業効率の向上やセールストークの平準化、試乗件数の拡大を図る。

Previous

IoT人気記事ランキング|家電同士の接続が消費者にウケないワケ IFA2019レポートなど[9/9-9/15]

マクニカとKudan、モビリティビジネスでの新たな付加価値ソリューション実現に向けて協業

Next