富士通、採寸業務を効率化する「IoTメジャー hakaruno」を販売開始

昨今、アパレル業界では消費者ニーズの多様化により、従来の既製品販売やシェアリングサービスのほか、カスタムオーダーやオーダーメイドに注目する企業が増えてきている。一方で、アパレル店舗において、オーダーメイド衣料品の仕立てや既製品のお直しの際に、15~20%にあたる件数で伝票の書き間違いや読み間違いによるミスが発生しており、課題となっていた。

そこで、富士通株式会社は、アパレル業向けにオーダーメイドなどの衣料採寸業務を効率化するIoTデバイス「FUJITSU Business Application SNAPEC-FORCE IoTメジャー hakaruno」(以下、IoTメジャー hakaruno)と、計測したサイズ情報を記録するアプリケーション「FUJITSU Business Application SNAPEC-FORCE IoTメジャー hakaruno for Win」(以下、hakarunoアプリ)を販売開始した。

今回、メジャーを使って図った寸法をそのまま伝票に転記できないかというニーズに対し、富士通デザイン株式会社が企画し、インターネットで資金を募るクラウドファンディングを使って試作品を製作した。試作品は、アパレル業だけでなく運送業や製造業など様々な業種から引き合いがあり、商品化に至った。

IoTメジャー hakarunoで計測したサイズ情報は、Bluetoothでhakarunoアプリを通して、Excelやメモ帳などのWindows上のアプリケーションで作成した伝票へ転送することができる。これにより、アパレル業における採寸業務や検品業務をはじめ、運送業での荷物配送や製造業での部品検査の際のサイズ計測業務においても、業務効率化を実現する。

また、メジャーテープ裏面に印刷している特殊なパターンを読み取ることで、一ミリ単位での計測が可能となる。さらに、複数の箇所を連続して計測する際にメジャーテープの巻き戻しを必要としないため、早期的な計測を実現する。

今後、アプリケーションについてはスマートフォン(iOS、Android)にも対応予定で、2022年度末までに3万台の販売を目指す。

なお、IoTメジャー hakarunoの料金は1台あたり38,000円、hakarunoアプリの利用料はメジャー1台あたり月額500円である。

プレスリリース提供:富士通

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