ファッションテック事例3選 ~GUCCI、NIKE、sitateru

ファッションテックという言葉を聞いたことはあるだろうか。

近年、ファッションの分野においても様々な技術の発展とともに、テクノロジーが導入されるようになってきた。ファッションに一番最初、テクノロジーがもたらされたのはミシンである。いまでは、ECサイト含め多くの事例が見受けられるが、最近では、特にZOZOTOWNの取り組みが取り上げられるようになってきた。

実際に世界では、AIが過去~現在のファッションデータからデザインを行うといったブランドが出てきたり、ファッションのトレンドをAIが予測するシステムが開発されている。またシステムだけでなく、現場で使用されるようなメジャーもデジタル化され、携帯アプリと連動して自動的に計測値が蓄積されるものが出てきた。

そういったAI、IoTだけでなくファッション業界における課題を解決するためのテクノロジーが、今どのように取り込まれているか紹介したい。

GUCCI-GUCCI DIY

GUCCI DIYのコンセプトは「自己表現による進化」

GUCCIといえば、グッチオ・グッチが1921年に創業したイタリアのファッションブランドで、いまや知らない人も少ないであろう有名ハイブランドだろう。GUCCIは、今まで店舗やECサイトで完成品を購入することはできていた。しかし、ここ数年で「GUCCI DIY」をたちあげ、ECサイトでも、リアル店舗でも、自分の好みでバッグや財布、ニットといった商品をカスタマイズすることができるようになった。

カスタマイズは、WEBでも可能で日本国内であれば青山や銀座のリアル店舗でもカスタマイズが可能となっている。

Nike-House of Innovation

どこで、何を、いつ、買うを意識させない。どこでも、何でもいつでも買える体験を提供。

Nikeも、知らない人はいないであろうスポーツ用品ブランドだ。筆者も、スニーカーは特に好きでNikeブランドのものは常に2足毎年買い足している。そんなNikeは、ニューヨーク、上海でオープンしたHouse of Innovationで、GUCCIの例でみられるECサイトとリアル店舗で可能な商品カスタマイズに加えて様々な工夫を行っている。

例えば、Nikeアプリをダウンロードすると、最寄りのナイキストアですぐに入手できる製品を参照・予約でき、店舗内のNikeロッカーで予約品を好きな時間帯に取りにいくことができる。また「Nike Scan」では、該当商品のバーコードを読み込むことで、商品情報が手元のアプリで参照が可能だ。色のバリエーション、サイズまで店員に尋ねる必要はない。

さらには、店内のマネキンをこのスキャン機能でスキャンすれば、マネキンの着用しているウェアをそのまま検索し購入も可能となる。このNikeのアプリを使用すれば、アプリ内で精算も済ませることが可能ななため、長いレジ列に並ぶ必要もない。

パーソナライズ+デジタル+リアルを組み合わせた興味深い事例だといえるだろう。

シタテル株式会社-sitateru

特別な衣服を限定的なメンバーのために少しだけつくりたい、の要望を満たしてくれる。

国内におけるファッションテックの事例を見てみよう。

sitateru(シタテル)は作りたい人と作ってほしい人、作るための工場などをマッチングさせるサービスだ。「小ロットで、衣服をつくりたい」というニーズに対し、どこに頼めばいいかわからないという企業や個人といったひとたちをつないでいる。

社内の長く愛されるユニフォームをつくりたい、少し変わったイベントのユニフォームをつくりたい、といった大量生産では叶えられないニーズを満たすシステムがsitateruには用意されているため、「特別な一着」を「気軽に」作ることが可能だ。

参考記事:
衣料生産プラットフォームでアパレル業界の製造を変える ーシタテル株式会社/sitateru Inc. CEO河野氏インタビュー

Previous

5Gは自動運転で、なぜ必要とされているのか

受付・接客業務に役に立つAI搭載ロボット3選

Next