観光型MaaSが観光地での体験を変える

MaaSとは、Mobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)の略で、あらゆる交通手段をシームレスにし移動の効率化をはかるとともに、新たな移動の提供をすることで新たなサービスの提供を可能にしていくというものだ。

移動における課題は、それぞれの地域や属性によって異なる。都市の課題と地方の課題は異なるだろうし、オフィス街と観光地でも課題は変わるだろう。

よくMaaSの分類として、「都市型」、「地方型」、「観光型」があげられる。

本記事では、観光型MaaSについて紹介する。

観光型MaaSとは

観光型MaaSは、観光地に対するMaaSだ。

観光地が抱える課題は、観光地自体の活性化や訪日外国人の急増、公共交通機関の混雑などが挙げられる。

観光型MaaSによって、観光客の回遊性の向上や、観光客の体験の拡大や向上を行う必要がある。

具体的には、宿泊施設、観光施設と交通サービスを一括で予約・決済できるようなサービスや、オンデマンドモビリティがある。

観光型MaaSによって観光はどう変わるのか

旅行者が、目的に合わせて様々な媒体から情報を収集し、手段を自ら検討していた計画プロセスが簡単になり、移動の自由度が上がるだろう。

従来の交通機関ではアクセスが困難だった場所にもアクセスできるようになることで、新たな観光地や経済効果が生まれることもあるかもしれない。

通学や通勤と比較して、観光地までに向かう移動には、速さだけではなく移動時の快適さや楽しさも求められる。好奇心を刺激するようなサービスや新たな発見や体験ができるサービスの需要が高まりそうだ。

観光型MaaSのニュース

東急やJR東日本など、「観光型MaaS」の実証実験Phase2を伊豆で実施

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東急株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、株式会社ジェイアール東日本企画は、鉄道、バス、AIオンデマンド乗合交通、レンタカー、レンタサイクルといった交通機関を、スマートフォンで検索・予約・決済し、目的地までシームレスに移動できる2次交通統合型サービス「観光型MaaS」の実証実験を行なっている。

今回、伊豆の多客期である2~3月に合わせ、2019年12月1日から2020年3月10日までの101日間実施される、同実証実験の「Phase2」の内容を発表した。

電通国際情報サービス ・デンソーなど、訪日外国人向け観光型MaaS「くるり奈良」の実証実験を開始

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株式会社電通国際情報サービス、株式会社デンソー、ActiveScaler Inc.、奈良交通株式会社および一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会は、訪日外国人を主な対象として、旅の出発地(シンガポール)から目的地(奈良)まで、飛行機、リムジンバス、奈良市内周遊バス、タクシーなどの交通網をスマートフォンで検索・予約・決済できる観光型MaaS「くるり奈良」の実証実験を、2019年10月から12月末まで実施している。

同実証実験では、インバウンド観光に焦点を当て、一次交通(飛行機)と二次交通(リムジンバス、奈良市内周遊バスなど)をシームレスに統合した観光型MaaSにより旅の利便性向上を図る。また、出発前や旅行中の観光客にAIを活用して奈良の魅力を伝える画像を配信し、周遊や滞在時間拡大を促す仕組みを構築する。

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