AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

サントリー・トライアル・日本ハム他3社、リテールAI技術の推進に向けて「リテールAIプラットフォームプロジェクト」を発足

近年、日本国内では、少子高齢化による労働人口の減少により、多くの企業が人手不足や採用難といった社会課題を抱えている。また、生活者のライフスタイルも多忙になった現代は、IoT技術によって普及したスマートライフに注目が集まっている。

その中で、小売の現場においては、IT・AI技術を導入する「リテールテック」が注目されており、店舗のマネジメントや、商品・サービスのマーケティング分野、物流などへAI技術を活用することによって、リテール分野における「第四次産業革命」の価値創造が可能になると言われている。

そのような中、サントリー酒類株式会社(以下、サントリー)、株式会社トライアルカンパニー(以下、トライアル)、株式会社日本アクセス、日本ハム株式会社、フクシマガリレイ株式会社、株式会社ムロオの6社は、日本におけるリテールAI技術の推進に向けた取り組みとして、共同で「リテールAIプラットフォームプロジェクト」を発足した。

同プロジェクトでは、リテールAI技術を推進させることで、世界に通用するスマートストアを日本の当たり前の文化として浸透させていくことを目的としており、店舗、メーカー、卸、物流など小売に関わるさまざまな立場の企業が、リテールAI技術の発展や流通小売業界の技術革新に寄与するとともに、生活者にとっても新しい購買体験を提供していきたいとしている。

同プロジェクトにおける各社の役割は以下の通り。

  • サントリー
  • サントリーは、同プロジェクトに参画することにより、小売り流通におけるAIテクノロジーの活用に挑戦する。消費者の購買行動や小売りの売場等をAIで分析し、顧客の嗜好の多様化に迅速に対応できるよう、適切な売り場提案や販促プロモーション施策につなげる。また、異業種間の連携にも取組み、新たなビジネスエコシステムの構築を目指す。

  • トライアル
  • 同プロジェクトでは、トライアルの持つ、実店舗とリテールAIカメラ、スマートレジカート、デジタルサイネージのようなIoTデバイスや独自のAIテクノロジーを活用して買い物体験を追求し、スマートストアを推進する。

  • 日本アクセス
  • 日本アクセスは、同プロジェクトのデイリー部門に、「卸」として参画する。2018年に「リテールAI低温プラットフォームプロジェクト」を社内に発足している。トライアル アイランドシティ店のデイリー売場にて廃棄ロスを分析、また、牛乳売場にてAIカメラの欠品自動検知機能によりチャンスロスを分析している。

  • 日本ハム
  • 同プロジェクトを通じた新技術を活用し消費行動の解析や新カテゴリーの創造に着手する。また、商品開発や店頭の構築、販売促進・広告活動、物流改革にも取り組む。

  • フクシマガリレイ
  • これまでの冷蔵ショーケースは、商品の鮮度管理、陳列手法、省エネ、省人化、メンテナンス、デザインを追求してきた。今後は、冷蔵ショーケースが店舗のプラットフォームとなり、売上・ロス・発注・買い物客へのリコメンドなどの機能を持ち、生活者がワクワクしながら安心して食材と出会える場になるよう役割を進化させていく。

  • ムロオ
  • ムロオは全国にネットワークを持つ物流カンパニーである。同プロジェクトを通じて、AIデータを使い既存の受発注から、より3M(ムリ・ムダ・ムラ)を取り除く仕組みを構築することで、店舗への物流強化、地域の物流改革を目指す。

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