キヤノン、協働ロボット専用の内蔵型画像処理ソフトウエア「Vision Edition-C」を発売

近年、人件費の高騰や人手不足などから、生産現場における自動化の対応が進められている。

そして今般、キヤノン株式会社は、株式会社デンソーウェーブの協働ロボット「COBOTTA」本体にインストールして使用できる画像処理ソフトウエア「Vision Edition-C」を12月下旬に発売する。

Vision Edition-Cは、COBOTTA専用の内蔵型画像処理ソフトウエアである。キヤノンのネットワークカメラや産業用カメラ「N10-W02」などと組み合わせることで、Vision Edition-CはCOBOTTAの「眼」の役割を担う。

例えば、COBOTTAによる部品のピック&プレイス作業(※1)に必要なパターンマッチング機能(※2)や検査機能、点検機能の搭載により、COBOTTAの作業の抜け漏れを発見・防止したり、数字やバーコードの読み取りや資材配置の点検を行うことができる。

そのほかに、COBOTTAで対象物にシールを貼る工程において、Vision Edition-Cを活用することで、画像処理でピック&プレイス作業時の位置補正ができるため、対象物を置く位置がずれた際は適切な位置にシールを貼り付けたり、貼り付けた後にシール位置検査を行ったりすることが可能だ。これらにより、これまで人の目で対応していた作業の自動化につなげ、COBOTTAの価値拡大に貢献する。

キヤノン、協働ロボット専用の内蔵型画像処理ソフトウエア「Vision Edition-C」を発売
ピック&プレイス作業への活用イメージ

また、Vision Edition-Cの形状マッチング機能により、複数種類の形状の部品を判別し、種類別に正しく配置したり、数字の読み取り機能により、計測器のデジタル数値から重量確認を行ったりするなどの作業も可能だ。これまで人が行っていた、ピック&プレイスの配列ミスの確認や不良品確認作業において、画像処理で自動認識し、誤りがあった場合は警告を出すなど、作業の効率化とミスの防止に貢献する。

キヤノン、協働ロボット専用の内蔵型画像処理ソフトウエア「Vision Edition-C」を発売
重量測定と配置への活用イメージ

さらに、Vision Edition-CはCOBOTTA本体にインストールして使用できることから、ソフトウエアを制御するための産業用PCが不要となり、スペースが限られるさまざまな産業の生産現場における自動化の普及につながる。

※1 特定の位置にある部品をつまみ上げ、決められた位置まで移送する一連の作業。
※2 予め登録したモデルと同じものを見つけ、見つけたものの位置を検出する機能。

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