NTT-ATなど、RPAを用いたコンプライアンス管理ソリューションを提供開始

近年、企業におけるコンプライアンス遵守とリスクマネジメントに関わる管理強化の必要性が世界的に高まっている。特に金融サービス業においては、規制の強化と複数の制度により、当局の規制と報告に関わる要件が複雑化しており、各企業は、コンプライアンス体制やガバナンスの透明性の欠如を特定するのが困難となる問題に直面している。また、コンプライアンス管理で使用されるシステム環境や人事データも複雑で多岐に渡るため、手作業や事務処理が発生する。

そこで、NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)とNTT DATAグループのeveris、同グループのitelligence AGは、顧客のコンプライアンス強化に向けた取り組みを支援するため、人事管理システムとの連携が可能なコンプライアンス管理ソリューションを提供することを発表した。なお、2020年春からの提供開始を目指している。

同ソリューションは、NTT-ATが有するRPAツール「WinActor(※)」、everisのSMCRソリューション、itelligenceのコンサルティングの組み合わせにより実現される。それにより、これまで人手で行われてきた複雑な操作や、Excelや既存システムなど複数システムに跨って管理されていたコンプライアンスや人事に関わるデータを自動的に相互連携し、最適なコンプライアンス管理ソリューションを提供する。

今後同ソリューションは、まず英国の「シニアマネジャー認証制度(SMCR)」に対応したコンプライアンス管理ソリューションとして提供を開始し、英国以外の制度にも対応を行いながら提供エリアを拡大し、顧客のグローバルでのコンプライアンス業務をサポートしていく。

※ NTTアクセスサービスシステム研究所で研究開発された技術をベースに、NTT-ATが商品化したRPAツール。Windowsアプリケーション、Webアプリケーションで行うさまざまな操作を「シナリオ」として記録し、自動化する。定型的な繰り返し作業や、大量データを扱う作業を再現することができる。さらに、既存システムに手を加えずにこれまで人手で行ってきた複雑な操作や、複数システムにまたがるデータの投入を自動化し、人手作業の効率・品質・コストの改善につなげる。

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