NTTPC、IoT機器に組み込むモバイル通信で複数の通信キャリアを利用できるマルチキャリアSIMのトライアルサービスを提供開始

IoT機器で利用するモバイル通信の需要が増加するなか、シングルキャリアではエリアによって電波状況が不安定となり圏外となったり通信断が発生することがある。今後更にモバイル通信における信頼性/可用性の重要度が高まっていくことから、電波状況に応じて自動で通信キャリアを選択するマルチキャリアSIMが求められている。

株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は、IoT機器に組み込むモバイル通信で複数の通信キャリアを利用できるマルチキャリアSIMのトライアルサービスを提供開始した。

同サービスは、国内複数通信キャリアに対応し、利用場所において1枚のSIMで電波の強い通信キャリアを選択でき、NTTPCが提供する「Master’sONE IP-VPN」と直結しセキュアなIoT向けモバイルサービスとしても利用可能だ。これにより、電波環境が変わっても継続して安定した通信を行うことができ、通信事業者の工事や障害が発生した場合でも別の通信キャリアの電波に切り替えて利用することができるため、通信断の発生頻度を低減できる。

また、貨物自動車や商用車といった移動体は場所によって電波状況が刻々と変わるため、より繋がりやすいマルチキャリアSIMを利用することでデータ収集を効率よく行える。

さらに、同SIMは海外150カ国でローミングをしていることから、海外でのモバイル接続を1枚のSIMで実現でき、接続先の国別にSIMを調達する手間が省ける。また今後提供を予定しているVPN接続により、海外でも安全にデータ収集ができるようになる。

他方、同サービスの提供と合わせて、マルチキャリアSIMを検証するトライアルパートナーを募集開始する。将来IoT事業にモバイルを活用する事業者や端末メーカーを対象としており、パートナーの特典としてマルチキャリアSIMを無償で貸し出しできる。

NTTPCは今後、同マルチキャリアSIMの提供に加えて、エンドユーザーとの契約管理・請求管理といったバックヤード業務を代行する業務支援プラットフォームを提供するなど、IoT事業を支えるための各種サービスを提供していくとした。

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