YE DIGITALと西鉄エム・テック、オフグリッド対応スマートバス停の2機種を販売開始

昨今、路線バスは国内の人口減少・過疎化などの影響を受け、ピーク時に比べ利用者数が減少している。さらに、コロナ禍の影響を受け、厳しい経営状態を強いられている国内のバス事業者は少なくない。

また、バスの運行ダイヤを変更する際、最終便の運行後から始発運行前までの短い間に時刻表等の張替え作業を行っている。バス停の時刻表等の張替え作業は、バス事業者の負担が大きく、運営効率化のための課題のひとつとなっている。加えて、国内に50万基以上あると言われる路線バスのバス停のうち、約80%には電源供給がされていない。バス停時刻表張替え業務軽減を行うためには、これらの無給電バス停のスマート化対応が必須となっている。

株式会社YE DIGITALと西鉄グループは、バス事業者の抱える課題解決に向けて2017年より「スマートバス停」の取り組みを進めている。時刻表をクラウドから配信することで、時刻表張替え作業の軽減を行い、バスの位置情報や自治体の情報など情報配信機能により利用者へのサービス向上を実現、さらに広告コンテンツを表示することでバス事業者の収益改善にも寄与するものである。

しかし、バス停スマート化にはある程度の電力使用量が必要となり、商用電源供給を受けている繁華街や主要幹線道路沿いのバス停にしか設置できないという課題があった。

そしてこのほど、YE DIGITALと西鉄エム・テック株式会社は、無給電バス停のスマート化を実現するオフグリッド対応スマートバス停の二機種「郊外モデル(Type-C)」と「楽々モデル(Type-D)」を製品化し、販売を開始した。

今回、シャープ株式会社の子会社であるシャープディスプレイテクノロジー株式会社より低消費電力のバックライト機能付きの反射型LCDが提供され、シャープマーケティングジャパンとの共同開発によりオフグリッド対応スマートバス停の商品化に至った。

Type-Cの反射型 LCD 採用スマートバス停では、太陽光発電により電源供給が不要である上、バッテリを搭載しているため長期間日照が得られなくても稼働が可能である。シャープ製の31.5インチの反射型LCDを採用しており、バックライトを組み合わせることで夜間帯の視認性を確保している。(トップ画像)

一方、Type-Dの電子ペーパー採用スマートバス停では、乾電池駆動により様々な気象条件下(日の当たらないバス停含む)でも電源供給不要である。また、13.3インチ電子ペーパー採用により省エネと視認性の両立を実現した。約30分で既存ポールや壁面に専用金具で取り付け可能なため、大がかりな取り付け工事は不要だ。YE DIGITALと西鉄エム・テック、オフグリッド対応スマートバス停の2機種を販売開始

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