AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

アラヤと住友商事マシネックス、AIを活用して外観検査を自動化するソフトウェア「InspectAI」を共同開発

昨今の製造業では、人手不足や労働環境改善などが大きな課題であり、またビジネスを加速させるための既存事業の高度化・新規事業開発へのニーズが高まっている。こうした背景から、AIの需要は世界的に非常に増加し、2030年には約87兆円市場に成長するとみられている。

また、製造現場では原材料や部品・製品の品質を保証するために外観をチェックする「外観検査」が行われており、製品表面の傷や汚れなどの外観上の欠陥や、原材料への異物混入などを確認し、良否判定を行う。外観検査は現在も人間の目による「目視検査」が主流だが、検査員のスキルに依存するため品質にばらつきが生じてしまう。さらに、昨今の人手不足解消やコスト削減のニーズからも、検査の自動化が急務となっている。

AIの技術開発・ソリューション提供を手掛ける株式会社アラヤと、アラヤの資本業務提携先である住友商事マシネックス株式会社は、AIにより外観検査を自動化するパッケージソフトウェア「InspectAI」を共同開発し、リリースした。

InspectAIは、検査対象物を撮影した画像を元に正常/異常をAIが学習し判定することで、人による目視検査工程の自動化を実現するパッケージングソフトウェアである。

異常品の発生頻度は低い故にAI学習用に異常品の画像データの準備に多大な工数が発生するが、InspectAIは正常品画像のみで学習するため、異常品の画像データが不要になり、学習データの準備作成の手間を削減することができる。また、導入前にトライアル検証ができるため、どの程度の速度・精度が出るかを確認しながら導入の判断が可能だ。

さらに、検査を行うAIモデルの学習を簡単な画面操作により1~2時間程度で完了させることができる。段取り替えのように時間帯により異なる品目を検査する場合には、AIモデルを切り替えることで柔軟に対応するという。加えて、アラヤのAI圧縮技術や経験によりAIをより高速に処理することで、タクトタイムにあわせた良否判定を実現するとのことだ。

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