インターネット・イノベーション、認知症による行方不明者の早期発見・保護をサポートする「IoT見守りシステム」を開始

少子高齢化が加速する日本では、高齢者の要介護及び要支援の認定者数は増加の一途を辿る一方で、介護業界での慢性的な人手不足が懸念されている。同時に、サポートを必要とする認知症患者数も年々増えているのが現状である。

認知症の症状は多岐にわたるが、その中でも世話をする家族や介護スタッフを悩ませる問題の一つが「ひとり歩きによる行方不明」である。認知症患者の行方不明者数は年々増加する中で、家族および施設スタッフの捜索における精神的・身体的負担も大きく、本人も見つかるまでの間に様々なリスクを伴う。

株式会社インターネット・イノベーションは、認知症由来のひとり歩きによる行方不明者の早期発見・保護をサポートする新たな見守りシステムを提供開始した。

同システムは、行方不明者の検知から発見までを、顔認証カメラ「KOKORO」、介護保険適用商品「見守りレスキューⅡ」、そして見守り地図アプリ「リンク」の3つのサービス連携によってサポートする。

顔認証カメラ「KOKORO」

対象者の顔を事前に登録することで、対象者が外出しようとした際、人感センサーと顔認証センサーによりカメラが検知する。検知時はライトを照らしながら音声で呼び止めて対象者の注意を引きつけ、本体に顔を向けたところで前後15秒間の動画を録画する。その後、事前登録したスタッフ・地域協力者などにメールを配信する。

メールは、第1段階は管理者、第2段階は関係者、第3段階は一般の協力者と段階ごとに送信でき、メールには対象者の外出時間と外出時の動画が掲載されたURLが配信されるため、検知時の対象者の服装や髪型など特徴をすぐに確認し把握できる。同システムは「在宅型」と「施設型」があり、顔認証登録人数は在宅型が10名(対象者1名、介護者など9名)、施設型が100名(対象者・介護者の合計)となっている。

認知症一人歩き感知機器「見守りレスキューⅡ」(介護保険適用商品)

送信機を持った認知症の人と受信機を持った家族が離れると、アラームとバイブで通知される。動作環境は、S(ショート:3m~5m)とL(ロング:7m~12m)2つのモードがあり、距離は室内の広さ・屋外周囲の建築物の有無で変化する。利用料金は、1割負担で650円/月である。

見守り地図アプリ「リンク」

行方不明者の早期発見保護のために地図を活用し、行方不明者の家族や施設関係者と捜索協力をしてくれる地域とつなぐ、捜索に特化したアプリである。管理者画面では、行方不明者を見かけたという情報が地図上に順番で反映されるため、捜索中の家族は最新の場所が簡単に把握でき、早期保護の可能性が高くなるという。インターネット・イノベーション、認知症による行方不明者の早期発見・保護をサポートする「IoT見守りシステム」を開始

KOKOROや見守りレスキューIIを活用することで、家庭や介護施設における認知症高齢者の無断外出を即座に検知し通知するので、早い段階で対処することができる。また、もし見つからない場合は段階別に捜索依頼メールを一斉送信することができ、リンクと連動することで、捜索協力者が発見した際に位置情報を地図で参照し駆けつけることが可能となる。なお、発見と同時に捜索対象者の個人情報は全て自動削除されるため安心だ。

インターネット・イノベーション、認知症による行方不明者の早期発見・保護をサポートする「IoT見守りシステム」を開始
現状の捜索と、見守りレスキューⅡ+地図アプリの違い
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