グルーヴノーツとトヨタ九州、量子コンピュータを活用した補給部品物流の業務改善プロジェクトを開始

自動車の補給部品は、車両の保守や交換に用いられている。補給部品の物流計画は、その多様な形状や重量に応じた積み合わせ、運行ダイヤやルート、トラックの荷台寸法、配送タイミングや納期といったさまざまな制約を受け、日々策定・変更されている。昨今の物流量増加への対応や環境負荷低減、トラックドライバー不足などの社会的な課題を解決するためにも、従来よりも短時間かつ高精度な計画策定が求められていた。

株式会社グルーヴノーツとトヨタ自動車九州株式会社(以下、トヨタ九州)は、トヨタ九州の宮田工場(福岡県宮若市)において量子コンピュータ(※)を活用した補給部品物流の業務改善プロジェクトを開始した。

同プロジェクトでは、量子コンピュータやAIなどの技術を活用できるクラウドプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS」を用いて、計画業務の自動化やトラックへの積載計画(積付計画)の最適化に取り組む。量子コンピューティング技術は、積載率が最も高くなる積み付け方を導き出すのに長けているという。

こうした技術を活用して、収容器具の充填率向上や荷量の平準化といったより要件も加味しながら、現状の積載率を上回る積載計画の自動策定を目指す。これらにより、技術伝承による安定した出荷体制の整備、積載率向上や走行台数の削減による輸送の効率化、CO2排出量削減が期待される。

※ 量子コンピュータ:量子力学という物理法則を用いた次世代の超高速計算機。