富士通、「AI体操採点システム」のAI技術をウェルビーイング領域へ適用する実証を開始

昨今、新型コロナウイルス感染症の脅威が続く中、外出自粛の要請にともなう活動制限や運動不足による健康二次被害、加齢による心身の脆弱性が顕著になる高齢者のフレイルなどが問題になっている。これらの予防には、体の状態を定期的にチェックし、運動を習慣化することが重要である。

富士通株式会社と国際体操連盟が共同開発したAI体操採点システムは、Webカメラの前で指示された5種類のポーズをとったユーザーの画像データから、3DセンサーとAIを活用してユーザーの腰回りを中心とした体幹の柔軟性や可動域を解析・評価し、改善のためのエクササイズを個々に提案するものである。

このほど、富士通は同技術をウェルビーイング領域に役立てるため、センシングAI技術を使った健康増進ソリューションのプロトタイプを開発し、「2021世界体操・新体操選手権北九州大会」に併せて開設されるSante Gymの来場者に向けて、2021年10月12日~10月31日の期間、実証を行うことを発表した。

同実証では、一般来場者がWebカメラの前でアプリが指示する5種類のポーズをとり、Webカメラで撮影した体のデータに対してAIが骨格を当てはめ、腰回りを中心とした各部位の柔軟性や可動域を測定する。それらの測定値に対しAIが評価を行い、結果に応じた改善エクササイズを提案する。

なお、アプリが提示するポーズや評価モデル、および改善エクササイズは、早稲田大学スポーツ科学学術院 金岡恒治教授によるスポーツ科学の研究成果に基づいて行われる。

富士通、「AI体操採点システム」のAI技術をウェルビーイング領域へ適用する実証を開始
(左スクリーン)全ポーズ撮影後の総合評価、(右スクリーン)総合評価に基づいた改善アドバイスとエクササイズ動画

プレスリリース提供:富士通