JR東日本、東大発IoTスタートアップソナスの鉄道インフラ向け電化柱傾斜監視システムを導入

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)では、鉄道の架線を張り替える工事を行う際に、架線を支える電化柱の傾斜監視を必要により行っているが、従来のシステムでは、機器の運搬・設置に多くの労力を費やしており、終電後の深夜帯に作業を行う作業従事者にとって大きな負担となっていた。

そこでJR東日本は、東大発IoTスタートアップであるソナス株式会社と、昨年JR東日本スタートアップ株式会社によるアクセラレータープログラムにおいて協業を行い、鉄道インフラ向け電化柱傾斜監視システムを11月1日より本格的に運用開始した。

今回導入された電化柱傾斜監視システムでは、ソナスが独自に開発した、省電力かつ上下双方向での通信が可能なIoT無線「UNISONet(ユニゾネット)」の特長を活かし、システム全体が細かく電源の入・切をコントロールすることで、小型電池での駆動を可能とし、機器の簡素・軽量化を実現した。

JR東日本、東大発IoTスタートアップソナスの鉄道インフラ向け電化柱傾斜監視システムを導入
左:省電力に伴うシステムの簡素・軽量化を表した図。 右:電化柱傾斜発生時のシステム概要図。

電化柱傾斜はセンサユニットが検知し、傾斜量がしきい値を超えた際に現場関係者にメールにて通知される仕組みだ。

このため、機器の構成品が5個から2個に削減され、従来システムと比較し、機器の総重量比約90%の削減と、約90%の作業労力を軽減した。