菱洋エレクトロ、AI組込みプラットフォームの新製品「NVIDIA Jetson AGX Orin 開発者キット」を販売開始

少子高齢化などによる労働力人口の減少は、製造業、建設業、流通小売業、医療など、あらゆる業界において深刻な問題となっている。人間をサポートする労働力として、単純作業を行うだけでなく自ら膨大なデータを管理・分析し、それに基づいて行動するロボティクスへの需要が急速に高まってきている。このような自律ロボットが高度で複雑な動作を実行するには、より高速なデータ処理や、それに耐えうる優れた電力効率が不可欠となる。

菱洋エレクトロ株式会社は、NVIDIAが提供する新製品「NVIDIA Jetson AGX Orin 開発者キット」の先行予約販売を開始した。

同製品は、前世代のNVIDIA Jetson AGX Xavierシステムの8倍のコンピューティング能力を備えており、手のひらほどのコンパクトなサイズながら最大毎秒275兆回の演算性能があるため、次世代の自律ロボット開発を実現する。また、Jetsonを活用するための包括的なソフトウェアパッケージである「NVIDIA JetPack SDK」をはじめ、NVIDIAが提供するユースケース別のソフトウェアを利用することで、AIソリューションの開発にかかる時間を短縮できる。

同製品を用いることで、工場での作業、物流倉庫の運搬、遠隔手術など、人手不足が深刻化する現場で働く方々の負担を減らすAIエッジアプリケーション技術を開発できる。自然言語処理(※1)、3D認識、マルチセンサーフュージョン(※2)などの分野においても、大規模かつ複雑なAIモデルを使ったソリューションの開発が可能だという。

※1 自然言語理解:曖昧さを含む人間の言語(自然言語)をコンピューターに処理させる技術。
※2 マルチセンサーフュージョン:複数のセンサーから得た情報を融合させ、新しい情報を生み出すこと。