NECソリューションイノベータ、顔認証ソリューション「NeoFace KAOATO」を入退管理システムとして機能強化

NECソリューションイノベータは、入退管理システムとしての機能を強化した顔認証パッケージソフトウェア「NeoFace KAOATO」を、2022年6月10日より販売開始する。

今回の機能強化では、AIで不正な入退室を防ぐ振る舞い検知機能や、カメラやセンサの設置環境による認証エラーを補うマルチステップ認証機能、ユーザ独自の入退を制御するスケジュール機能、管理外の敷地内などの不要な情報の映り込みを防ぐマスキング機能が追加された。

さらに、「NeoFace KAOATO」を入退管理システムとして導入しやすいよう、他社製品のセンサやゲートなどのとの連携機能も強化している。

「NeoFace KAOATO」の特長

振る舞い・生体検知機能

動作や表面温度などを検知し、AIが不正を判定する。例えば、顔写真をかざして通過しようとする動作を検知して、AIが不正な動きと判断し、解錠させないことで、不正な侵入の防止に活用することが可能。

歩きながら複数人を同時に認証することが可能なため、入退人数の多い場所でも導入することができる。他にも、立ち止まることなく目尻を検知し、サーマルセンサで温度チェックを行うことで、ユーザが設定した値より高温と判断された人の入室を制限することも可能だ。

マルチステップ認証

顔認証でエラーが発生した際に、PINコード入力などの別の要素でマルチステップ認証を行い、入退室を許可する。これにより、カメラやセンサの設置環境などによってエラーが発生しても、人手ではなくシステム側で本人確認と解錠ができる。

さらに、マルチステップ認証で通過した利用者の情報をデータベースに自動登録することで、システム運用者はエラー発生時のマスターメンテナンス等の対応も軽減され、利用者も次回以降マルチステップ認証を行うことなく入退室が可能となる。

柔軟に入退を制御

指定日時に顔認証を停止するなど、登録者ごとのスケジュールに対応した制御を行うことが可能。例えば、休日は一般社員の入退室を禁止し、業者と一部の社員のみの入退室を許可するなどの制御が可能だ。

オフライン認証とヘルスチェック機能

通信障害が発生した際も、設置端末にセキュアに保存された登録情報を使用して、顔認証を行うことができる。また、通信障害発生中の顔認証結果のデータも設置端末に保存し、通信障害復旧時にデータベースに自動転送する。

さらにヘルスチェック機能により、アプリケーションが異常終了してしまった場合でも、自動で復旧することが可能だ。

NECや他社製との連携

NECが提供する、顔や虹彩を使った生体認証による共通のIDである「NEC I:Delight」のサービス機能の1つとして、顔認証システムをプリインストールしたNECのハードウェアと組み合わせることが可能。

例えば、入館情報から、勤怠管理との連携、通過確認メールの配信、館内のエレベータの制御、売店でのレジレス決済、宅配ボックスの受け取りなどを連携させ、NECの生体認証(Bio-IDiom)を鍵にすることができる。

また、タムロン製サーマルセンサやクマヒラ製セキュリティゲートなどの他社提供の機器と、ウォークスルーを維持したまま複数連携することが可能。

マスキング機能

管理外の場所が映りこむ位置にカメラを設置する必要がある場合に、映りこんだ部分をマスキングすることが可能。また、運用管理者も、管理外の情報を見ることなく映像を確認することができるようになる。