ST、スマート・モバイル機器向けセンサでQualcommと協力

多種多様な電子機器に半導体を提供する半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は、Qualcomm Incorporatedの子会社であるQualcomm Technologies Inc.が、STのiNEMO(TM)慣性モジュールを含む慣性センサ・ソリューション向けのソフトウェア・サポートを追加する予定であることを発表した。

両社は、このサポートによってセンサに統合されたハードウェア機能の使用が進み、高性能なセンシング機能を搭載した超低消費電力のQualcomm(R) Snapdragon(TM)プロセッサ・ベースのAndroid(TM)スマートフォンの導入が加速することを期待している。

このリファレンス・ソフトウェアはすでに入手可能で、メーカー各社の新製品開発におけるさまざまなニーズに対応する。

 

今回の協力では、STの慣性モジュールおよび各種センサ(モーション・環境・音響)の全てが対象となるが、まず最初の取り組みでは、MEMS & Sensors Industry Groupの「Device of the Year」(1)を受賞したSTの慣性モジュール LSM6DS3と、Qualcomm Technologiesの主要なリファレンス設計を対応させることに注力。

LSM6DS3は、低消費電力かつ常時オンの6軸センサ・モジュールで、非常に高いセンシング精度を特徴とする3軸加速度センサと3軸ジャイロ・センサを集積している。ST独自の柔軟性の高いセンサ・アーキテクチャは、Snapdragonのコンテキスト・データ処理に対する超低消費電力アプローチを補完する。また、全てのAndroidバックグラウンド・センサ機能および多くの付加価値機能向けのQualcomm All-Ways Aware(TM)ハブによりバッテリ駆動時間を長時間化する。これらの機能には、センサと測位技術、モデム、およびカメラ・サブシステムとの融合も含まれる。

 

Qualcomm Technologiesの製品管理担当バイスプレジデントであるKeith Kressin氏は、次の様にコメントしている。

「Qualcomm Snapdragonは、モバイル化の進む世界の中で、最も技術的に影響力のある開発エコシステムの1つです。当社は、STとの協力を通じて、バッテリの長寿命化とセンサ機能の向上を実現するSnapdragonベースのプラットフォームをサポートできることを嬉しく思います。テストおよび認証取得済みの堅牢かつ卓越したソリューションを提供する両社の取り組みにより、メーカー各社は、地域の制約を超えて、迅速かつ効率的に商品を導入することができるでしょう。」

 

STのMEMSセンサ事業部ジェネラル・マネージャであるAndrea Onetti氏は、次の様にコメントしている。

「さまざまな種類のセンサやそれらの組み合わせの採用が、グローバルなスマートフォンおよびモバイル市場で継続的に進んでいます。今回のSTとQualcomm Technologies社の協力は、これらの機器に搭載されるセンサの多様化が進むことが期待されています。当社は、STのセンサとQualcomm Technologies社のプロセッサの組み合わせが、メーカー各社の迅速な設計を可能にする試験・認証済みの高性能かつ堅牢なソリューションとなり、エコシステム開発を活発化させると同時に、新しい超低消費電力モバイル機器の普及を可能にすると確信しています。」

 

【関連リンク】
エス・ティー(ST)
クアルコム(Qualcomm)

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