株式会社ソラコム(以下、ソラコム)は、IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」を11月30日から米国で提供開始し、「SORACOM Air」の購入が可能になったことを発表した。
米国内でも「SORACOM Air」データ通信SIM を1枚単位で購入できるようになり、「SORACOM」のすべてのサービスを利用して、IoT システムを構築することが可能になる。
また、すでに日本で展開しているパートナープログラム「SORACOM」パートナースペースを米国においても開始し、米国で「SORACOM」を利用した迅速な IoT システム構築・運用を支援する。
また、新たにグローバル対応「SORACOM Air」の新料金体系は、初期費用、基本料金、データ通信料金の3つで構成され、初期費用は SIM カード1枚あたり5 USD、基本料金は通信開始までは0 USD、通信開始後は0.06USD /日となっている。データ通信料金は使った分だけの従量課金で、0.08 USD / MB〜となる。
また、SIM を登録してからデータを送信するまで、基本料金が無料(1年間まで)になっているため、IoT端末等に SIM を埋め込んで販売しても、利用開始されるまで基本料金が発生しない。
回線管理のユーザーコンソールやAPI、その他「SORACOM」プラットフォームのサービスも全て利用可能となるほか、複数のキャリアと接続しており、1枚の SIM で、120を超える国と地域で、利用することができる。
今回発売開始する SIM は、米国内での利用に合わせた仕様となっており、現時点では米国においてのみ販売だが、順次流通ルートを整備し、各国での販売に拡大していく考えだ。
グローバル対応「SORACOM Air」詳細
1.サービス開始日
日本時間 2016年11月30日(水)より提供開始
※米国 太平洋時間では、11月29日(火)より提供開始
2.グローバル対応「SORACOM Air」 の米国用 SIM (商品コード: SU001)
3.特徴
– IoT向けの料金体系
– 米国国内では、AT&T、T-Mobile のネットワークが利用可能 (2G/3G)
– 回線管理インターフェース(ユーザーコンソール、API)と、クラウドを活用し、迅速にセキュアに IoT システム構築をサポートする「SORACOM」プラットフォームの全サービスを利用可能
– 複数の通信キャリアと契約し、世界で120の国と地域で利用可能
4.料金体系(税別)
初期費用 :5 USD / 枚 (※ 送料別)
基本料金 :データ通信開始前 0 USD / 日 (1年間まで無料)
データ通信開始後 0.06 USD / 日 (一ヶ月使い続けると1.8 USD)
データ通信料金 :0.08 USD / MB 〜
(ボリュームディスカウントプラン有)
5.購入方法
米国 Amazon.comで販売
⇒購入ページ
【関連リンク】
・ソラコム グローバルサイト
・ソラコム 日本サイト
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1975年生まれ。株式会社アールジーン 取締役 / チーフコンサルタント。おサイフケータイの登場より数々のおサイフケータイのサービスの立ち上げに携わる。2005年に株式会社アールジーンを創業後は、AIを活用した医療関連サービス、BtoBtoC向け人工知能エンジン事業、事業会社のDXに関する事業立ち上げ支援やアドバイス、既存事業の業務プロセスを可視化、DXを支援するコンサルテーションを行っている。