【定点観測】Alphabet傘下のWaymo社、業界標準より90%安いLiDARセンサーを開発 ーIoTモジュール 1月のアップデート

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デバイスや機械側で搭載されるセンシングデータの取得などの機能を備えているIoTモジュールはIoT産業の発展には不可欠だ。
よりフレキシブルな接続性を保障するために、現在、テクノロジー大手企業が積極的にモジュールの開発を進めている。
その中で、「コスト削減」と、「組み込み型モジュールの活用」という二つの方面については、将来的にはより重要になると見られている。

業界標準より90%安いLiDARセンサーを開発 Waymo社

米Googleの親会社である Alphabet社の自動運転技術を開発する傘下企業である、Waymo社は、離れた対象の光による検出と、測距、その対象の性質をリモートセンシングする「LiDAR(ライダー)」センサーキットを自社で開発したという。

デトロイトオートショーで展示された同キットについて、Waymo社のCEO、John Krafcik氏は「他社のLiDARセンサーと比べて90%以上にコストダウンができ、センサーのフルセットのコストも1万ドル以下に抑えた」と発表した。

また、Waymo社のLiDARセンサーが搭載された「Chrysler Pacifica」というミニバンのデモも行われた。

Waymo社は自動運転車のソフトウェアを開発しているが、ハードウェアに関して、バイドゥ―(Baidu)やフォードも扱っているVelodyne社のLiDARセンサーを使っていた。

しかし、Waymo社は今後自動運転カーに独自のセンサーを設置することになったため、クルマのハードウェア面にも自給自足できるように力を入れている。

さらに、Waymo社はソフトウェアとハードウェアの製品を統合し、自動運転技術をより発展させることができると見込まれている。

また、LiDARセンサーはカメラと組み合わせることでクルマの周りが観察できるため、自動運転カーにとって重要なハードウェアと認識されている。
Waymo社が開発した低コストのLiDARセンサーは、業界で自律車両のシステムの発展を促進して競争を増加する触媒と考えられている。

一方、遠隔のモノを検知する「LiDAR」技術の開発はさほど困難ではない可能性も示していて、Waymo社の現在のLiDARセンサーによるコストの優位性は失われるおそれもある。

Waymo社は現状では、自動運転技術がかなり進んでいると見られているが、競合他社を圧倒的にリードしているわけではないともいえる。
特に、他の会社も自動運転の分野での対応を拡充しているからだ。

ベライゾン(Verizon)社とクアルコム(Qualcomm)の新IoTモジュール

【定点観測】Alphabet傘下のWaymo社、業界標準より90%安いLiDARセンサーを開発 ーIoTモジュール 1月のアップデート

アメリカの電気通信事業者、ベライゾン社はクアルコム社と連携し、IoT向け無線通信の規格である「CAT-M1 LTE」モデムを用いて「ThingSpace-ready」モジュールを実用化することを発表した。

「ThingSpace-ready」モジュールとは、ベライゾンが提供する、データ収集・分析プラットフォームとなる「ThingSpace」と組み合わせて利用でき、無線ネットワークのコスト削減や、ほかの問題を対処することが可能である。

そして、ベライゾン社は公衆向けのソフトウェア開発キットも手掛けており、「ThingSpace」プラットフォームが利用されている様々なIoTソリューションがより簡単に作り出されることを目指している。

今回の提携はベライゾン社のIoT製品を多様化する戦略として印象付けられた。これで、ベライゾン社は多くのIoT分野でさらなる成長を狙い、より充分な準備ができると見られている。

また、ベライゾン社はIoTプラットフォームの分野での存在感をより強化するため、2018年の5Gの完全な実用化に向けて対策を進めている。
他にも、車両管理ビジネスが成長していることから、ベライゾン社はテレマティクス企業Fleetmaticsを買収した。

一方、クアルコムは5G技術を実社会に展開する前に、「CAT-M1 LTE」ネットワークを通じてモジュールの動作を保証することができる。

IoTの低消費電力セルラーネットワーク・ハードウェアのデザイナーとして、クアルコムはベライゾン社のモジュールによって、IoTデバイスの利用が増加している1つの要因だと考えている。

ラズベリー・パイ(The Raspberry Pi) 財団、新モジュールCM3を発表

【定点観測】Alphabet傘下のWaymo社、業界標準より90%安いLiDARセンサーを開発 ーIoTモジュール 1月のアップデート

コンピュータ科学を促進するイギリスの非営利団体であるラズベリー・パイ財団はコンピューティングモジュール3(Computing Module 3、CM3)の更新版を発表した。

デバイスと機械の計算能力を促進するこの新たなCM3開発キットは、組み込み設計と産業用の組み込みへの活用を目指している。フレキシブルなプラグ・アンド・プレイのモジュールはIoT産業の持続可能な成長に 必要となっている。

さらに、開発キットから組み込みデバイスへの変換は産業の発展を推進する役割も果たしている。

同モジュールはローカルやクラウドストレージに接続することでより強力なCPUとメモリーが提供され、様々なアプリケーション開発が可能になる。ユーザはより高速で高性能な開発キットを使用する一方、大量の電力が必要となる。そして、大容量バッテリーが必要である遠隔地での用途より、CM3の機能性は産業用デバイスに組み入れた場合のほうが発揮できる。具体的な例を挙げると、工場専用にプログラミングされたCM3は工場機械に設置することで、CM3から送られたデータを分析し、故障予知や検知によって機械の故障を減少し、より完全な予防保全が実施できるのだ。

今後IoTソリューションを開発している企業がCM3のような組込型の開発キットを使用することでスピーディーな開発が可能になる。

インテル、「Intel Compute Card」プラットフォーム

2017年1月、インテルは、未来のデバイスに向けて計算性能と接続性を向上するために、新たなモジュール式プラットフォーム「Intel Compute Card」を発表した。同プラットフォームを利用し、インテルは他のパートナーと共により効率的なIoTソリューション開発を目指している。

「Intel Compute Card」(以下、略称「Card」)はIntel SoCやメモリー、ストレージとフレキシブルなI/Oオプションなどを搭載しているため、冷蔵庫などのスマートホームデバイスやスマートインフラの製品の最適化に使うことができる。「Card」を活用してWi-FiとBluetoothの接続や高速計算のプロセッサー、簡潔なインターフェースなどの様々なサビースが実現できる。

デバイスメーカーは「Card」をデバイスに組み込むことで低コストで高性能の製品開発を行うことができるのだ。

関連リンク:Waymo社
クアルコム
ラズベリー・パイ
インテル

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