米クアルコム、スマートホーム用のメッシュネットワークを発表

IoTNews Global

スマートホームに興味を持っている企業や顧客が増えており、スマートデバイスメーカーやサービスプロバイダーがだんだん増加しているが、各デバイスが対応している通信規格が異なるため、複数のデバイス接続が困難である。

そこで米クアルコムがスマートホーム市場シェアを狙い、独自メッシュネットワーキングプラットホーム(MNP)とリファレンス・デザイン(参考参照設計、他の組織や個人がコピーできるための設計のこと)を発表した。同プラットホームの利用によってOEMやブロードバンドプロバイダーが次世代スマートホームサービスを提供できる。

MNPはスマートデバイスの安定した接続の他、音声認識や一元管理やセキュリティ、そしてメッシュシステム機能やコネクテッドデバイスの素早い開発を可能にするメッシュネットワーキング・リファレンス・デザインを提供している。同リファレンス・デザインはコネクティビティや制御機器をネットワーク化し、次世代ネットワーキング製品の商品化を促すという。

メッシュネットワーキングプラットホームは組み込みマイクロホンアレー(複数のマイクロホンを設置したもので、単一のマイクロホンで困難であった音源定位、音源強調、音源分離などを可能にする、自然言語処理にとって大事な仕組み)やスピーカー、音声認識ソフトウェア、人気のクラウドで稼働する音声アシスタントAPIに対応しており、ネットワークに繋がっているデバイスの音声コントロールも実現できる。

同プラットホームがクアルコムIoT Connectivity Featureを含めているため、WiFi、Bluetooth、CSRmeshや802.15.4規格に基づいている通信技術の同時利用が可能だ(従来通信規格にも対応している)。この技術は様々な通信技術やエコシステムの通訳の役割を果たし、数多くデバイスや技術から成り立っているスマートホームネットワークの複雑さや断片化を抑えているという。さらに同プラットホームはWiFi自己組織化機能を採用し、簡単な設定、自動管理やトラフィック最適化を可能にする。

このようなスマートハブの利用で、ユーザーがスマート機械メーカーや通信規格を問わずに、好きなふうにスマートホームを実現できるようになるだろう。

Qualcomm

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