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要素技術 > 住友ゴムとトヨタ、材料解析クラウドサービスを活用してゴム材料開発における解析時間を100分の1以下に短縮することに成功
昨今、計測技術の進化や装置の高度化によって短時間で大量のデータの取得が可能となった中、重要な情報になり得る材料中のわずかな変化に至るまで余すことなく解析することが求められるようになっている。
ビッグデータ化に伴う課題
住友ゴム工業株式会社とトヨタ自動車株式会社は、トヨタ自動車が事業化に向けて実証実験を進めているクラウド材料解析プラットフォームサービス「WAVEBASE」を活用した実証実験を2020年6月より開始し、ゴム材料開発に重要な先端研究施設から得られるデータの解析プロセスを効率化することで、解析時間を100分の1以下に短縮することに成功した。
WAVEBASEは、トヨタ自動車が実証実験中のクラウドサービスで、材料研究・開発における課題、すなわち取得された実験・計測データにおいて「解析に多大な労力がかかる」「解析技術が属人的である」「データが点在している」などの解決を支援する。
データ活用コンサルティングの提供を通じて、実験・計測データの自動前処理・特徴量抽出とデータ管理基盤を利用者ごとにカスタマイズすることで、開発プロセスに溶け込んだストレスの無いデータ活用を実現し、技術者のクリエイティビティの最大化、さらには組織を超えたデータ活用の実践を後押しするという。
同実証実験でWAVEBASEを活用するにあたり、住友ゴム工業で培ったゴムの材料解析における知見をトヨタ自動車と共有し、ゴムの材料解析に最適なプラットフォームのカスタマイズを進めたとのこと。

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