スーパーモリナガ、クラウドシフト管理「らくしふ」を導入し業務効率化と属人化解消を実現

佐賀・福岡県にて11店舗のスーパーマーケットを展開する株式会社スーパーモリナガは、株式会社クロスビットのクラウドシフト管理「らくしふ」を導入し、シフト作成業務の短縮などの成果を発表した。

これまで、スーパーモリナガでは、紙やエクセルでの運用によりシフト管理を行なっており、シフト作成担当者は時間外労働が発生するほどシフト作成に時間が掛かっていたほか、月間で最大30時間を要する店舗もあった。

また、シフト作成業務が属人化し、シフト作成者の長期間の休職が大きなリスクであるほか、作成者がその作業に慣れているスタッフを優先して配置する傾向が見られ、業務が固定化しやすいことも懸念されていた。

こうした背景から、業務効率化だけでなく、属人化の解消や人材配置の柔軟性を高めるべく、クラウドシフト管理「らくしふ」を導入した。

「らくしふ」は、LINEを活用してシフトの回収を行い、回収したシフトを自動で転記することで、作成工数を削減するクラウド型のサービスだ。 数理最適化の手法を用いてシフトを自動で作成することも可能で、完成したシフトはLINEで共有することができる。

また、複数拠点をまたいだシフト作成やヘルプ勤務の調整も一括で管理することが可能だ。

今回「らくしふ」を導入し自動作成機能を活用したことで、シフト作成に最大30時間かかっていた店舗も短い店舗では2時間程度まで短縮された。

また、リマインド機能により希望休提出の遅延が防げるようになったことで、担当者は早期に全体の調整に着手でき、シフト確定までの時間も大幅に短縮された。

結果、月初10日分だけ急いで作成・共有していたシフトも、現在では1ヵ月分を余裕をもって確定・共有できる体制が整っているのだという。

なお、スーパーモリナガでは、それぞれの部門での習得状況に応じて、段階的にステップアップできる仕組みを導入しており、ステップアップに必要なスキルの一つに「シフト管理業務」も含まれている。

今回「らくしふ」の導入によって作成業務が標準化されたことで、シフト担当者の交代もスムーズに行えるようになった結果、スキルや希望に応じた人材の流動性を高める環境づくりにつながっている。

今後は、レジ部門だけでなく、野菜や鮮魚といった他の部門にも「らくしふ」の導入を検討している。

また、売上データと時間帯別人員数のデータを分析し、より適切な人員配置による人件費の最適化の実現を目指すとしている。

将来的には、勤怠管理システムとのデータ連携も視野に入れているとのことだ。

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属人化とは?属人化が起きる原因やデメリット、デジタルを活用した具体的な解消方法などを解説

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