NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、車室空間体験を通した顧客の行動分析や、周辺施設への店舗誘引などのマーケティング施策の実証実験を、2024年1月30日から愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で始めると発表した。
これまでNTT Comは、トヨタ自動車株式会社とトヨタ紡織株式会社と共に、ライドアトラクション用バスでの車室空間体験の実証実験を行ってきた。
そして今回、この車室空間体験の提供とともに、NTTドコモの会員基盤を活用したデジタルマーケティングの検討を開始する。
具体的には、ドコモの会員基盤から得られる顧客の属性や趣味嗜好などの情報を用いて、キャンペーンによる車室空間体験への送客や、それぞれのニーズに合った観光地周辺施設への周遊促進を実現し、周辺地域の活性化を目指す。
そして、実際に訪れた顧客の分析を行い、車室空間体験者の属性把握と車室空間体験による周遊促進効果を検証する。
将来的には、ドコモの会員基盤を活用することで、車室空間体験者の趣味嗜好に合わせた車室空間内でのAR・XR体験コンテンツの配信や、広告配信も実施する予定だ。
実施期間は2024年1月30日から2月6日まで。一般客向けの実施は1月31日から2月5日まで行われる。
また、モリコロパーク内では、モビリティエンターテインメント体験システムを搭載したモビリティが周遊する。車両位置や乗員のジェスチャーに合わせて、コンテンツ映像や五感を刺激するデバイスを制御し、移動中の車室空間体験を提供する。
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