IoTで変わる原価管理、mcframeで進む現場データの経営での活用 ―B-EN-Gインタビュー

海外展開と顧客との新しい関係

小泉:最近中国やタイといったアジア諸国への展開もアツいと聞きます。

IoTで変わる原価管理、mcframeで進む現場データの経営での活用 ―B-EN-Gインタビュー
IoTNEWS代表 小泉耕二

羽田:B-EN-Gは中国、タイ、北米など海外の顧客も多いです。

山下:基幹系システムを提供している国産会社としては、海外のシェアは圧倒的だと思います。外資系ベンダーは結局テリトリー制なのでグローバルでプロジェクトを組むというのは実は結構難しいです。その点、我々はテリトリーを意識することなくワンストップでお客様を支援することが可能です。

一方、グローバルを掲げる企業でも、現地にはIT系の人材がいない企業も多いですが、私どもは海外拠点への対応も含めて、日本本社や現地法人を通じてソリューションの提供をしています。

羽田:お客様との関係についても、これから新たな形ができてくると思います。単なるユーザとソリューションベンダーの関係ではなく、例えば弊社のIoTツールを自社の製品に組み込んで貰うことで、お客様と一緒に新しいビジネスモデルを開拓していくという関係が出始めています。

社名が変わって、再始動するB-EN-Gの未来

小泉:ところで、この10月から資本関係や社名が変わり、新たなスタートを切られるわけですが、展望をお話いただけますか。

羽田:社名変更への思いを最後にお伝えしたいと思います。『ビジネスをエンジニアリングする』とは、当社のお客様が、絶え間なく変化する事業環境に対応し、継続的に企業価値を高めていただけるよう、経営課題の明確化、多様な技術を組み合わせた解決方法のご提案、計画策定と遂行、そして活用推進をお手伝いさせていただくことを指しています。

そのために当社は、この新社名が表現する技術力、品質、競争力の一層の向上を図り、デジタル化時代に求められる製品とソリューションの提供に努め、当社が提唱する「ものづくりデジタライゼーション」を進めていきたいと考えています。

小泉:本日はありがとうございました。

※経営視点からの全社横断的なデータ活用基盤「mcframe COCKPIT」について

IoTやPLMなどとの連携や、既存システムに蓄積されたデータも対象にした全社横断的なデータ分析・活用については、B-EN-Gは11月1日に製造業向けデータ活用基盤「mcframe COCKPIT」の提供を開始している。

「mcframe COCKPIT」は蓄積したデータを表やグラフで表すダッシュボード(mcframe COCKPIT MB)、大量データの高速処理を特徴とするBIエンジン(mcframe DS)をベースとしつつ、ユーザー企業がデータ活用を容易にする製造業向けダッシュボードテンプレートで構成されているそうだ。

2つの予算原価計算結果を分析する、部門別・工程別の原価推移を把握する、将来の在庫推移を確認するなど、経営から現場までの各階層の意思決定・改善アクションを支援する活用シナリオを想定しているという。