株式会社KAMAMESHIは、同社が提供する中小製造業向けの設備部品管理・マッチングプラットフォーム「KAMAMESHI」において、2025年4月より新たに「設備保全サポート機能(β版)」の提供を開始したことを発表した。
「KAMAMESHI」は、工場内に点在する様々な設備部品情報を一元管理し、不足時には他の会員企業から予備部品を融通し合えるプラットフォームだ。
今回追加された機能はユーザのニーズから生まれたもので、設備の点検や故障対応といった保全業務の記録・管理も同プラットフォーム上で可能となる。工場のレイアウト図と連携させたり、状況を示す写真や関連図面を添付したりすることも可能だ。
さらに、「KAMAMESHI」が提供する、制御盤内に組み込まれた電気部品の型番や生産終了状況などを調査し、代替品を提案する「電気部品リスト作成調査」の結果なども、日常の保全記録と紐付けて管理することが可能になる。
これらの機能により、点検・トラブル対応の履歴がデータとして蓄積され、組織全体でノウハウを共有・活用することが可能になるほか、属人化の解消や若手への技術継承を促進する。
今後「設備保全サポート機能(β版)」は、「KAMAMESHI」プラットフォームの会員企業向けに提供され、マイページの「設備管理」メニューから利用することができる。なお、初期設定に関するサポートも提供されるとのことだ。
現在、在庫管理機能を利用中の会員企業は、同機能を無償で利用可能だ。
また、KAMAMESHIは、β版利用企業からのフィードバックを収集し、さらなる機能改善を進めた上で、2025年10月に正式版をリリース予定だとしている。
属人化解消について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
属人化とは?属人化が起きる原因やデメリット、デジタルを活用した具体的な解消方法などを解説
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。