株式会社トライエッティングと株式会社平松食品は、トライエッティングのノーコード予測AI「UMWELT(ウムベルト)」を活用した生産計画最適化に関する共同実証実験を開始した。
平松食品は、つくだ煮や魚介類の製造・販売を行っており、年に数回、丸1日かけて需要予測を行い、生産計画を作成してきた。作成した生産計画は月ごとに見直し、週単位で更新を行う。
品番数や取引先も多く、通常品に加えて、新商品や年末年始向けなど特殊な商品についても予測し計画に盛り込む必要があり、生産計画業務は非常に複雑で属人化しやすい状況であった。
生産計画を変更すると、生産現場の全ての従業員に影響が及ぶため、急な注文に柔軟に対応できず、業務負荷や残業の増加といった課題も顕在化していた。
特に、つくだ煮製造は3日間かけて行うことから、生産計画変更に伴う生産効率低下も発生していたのだという。
そこで今回の実証実験では、機械学習(需要予測など)、組合せ最適化(シフト作成など)をはじめとする機能を搭載し、その前処理・後処理までもをノーコードで自動化できるAIプラットフォーム「UMWELT」を活用。
「UMWELT」のアルゴリズムを活用し、約600品番・1000取引先を対象に、日・月・年の予測の精度を検証する。この結果をもとに、生産計画や在庫管理の最適化を目指し、業務の効率化と属人化の解消を図るのだという。
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